来週のドル円関連重要イベント
8月7日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
8/8(火):
【日本】6月国際収支・貿易収支
【アメリカ】6月貿易収支
8/10(木):
【アメリカ】7月消費者物価指数(CPI)
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
【アメリカ】7月月次財政収支
8/11(金):
【アメリカ】7月卸売物価指数(PPI)
【アメリカ】8月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
特に注目度が高いのは10日(木)の米7月消費者物価指数(CPI)です。
消費者物価指数(CPI)は、消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を測定したものです。
インフレの実態を見極めるのに利用され、米FRBも金融政策を決定する上で重視するとされるため、非常に注目度の高い指標です。
来週はドル円関連の重要イベントが少ないこともあり、米CPIに市場の注目が集中しそうです。
米FRBは先週のFOMCで市場予想通り0.25%の利上げを決定しましたが、パウエルFRB議長が今後の利上げを明言しなかったことで一時ドル売りが加速しました。
市場では次回9月のFOMCでの利上げの行方が焦点となっており、来週の米指標でインフレの鈍化が示されるかどうかが注目されます。
また、日銀は先週の金融政策決定会合で金融緩和策の枠組みであるイールドカーブ・コントロールについて運用柔軟化を決めましたが、一部で予想されていた撤廃は行いませんでした。
さらに今週、日銀は臨時の国債買い入れを発表して金利の上昇を抑える姿勢を示したほか、内田副総裁も「粘り強く金融緩和を続ける」との考えを示し、金融緩和の長期化観測が広がっています。
来週の米CPIで予想以上に強い結果が示されれば、米FRBによる年内の追加利上げ観測が強まり、再び日米の金利差拡大を背景とした円安ドル高が進行する展開が予想され、結果に注目が集まります。
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