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米NFP発表、年次改定次第で真逆の評価も!米ドル/円調整警戒-8月4日の米国雇用統計の予想と戦略 2023年8月号-By 外為どっとコム総研

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更新日時:2023年8月7日 11時45分(結果を掲載)
執筆日時:2023年8月2日 14時00分
執筆者 :株式会社外為どっとコム総合研究所 小野 直人

米NFP発表、年次改定次第で真逆の評価も!米ドル/円上調整警戒-8月4日の米国雇用統計の予想と戦略 2023年8月号-By 外為どっとコム総研

目次

 

1.はじめに

2023年8月4日(金)、日本時間21時30分に米国の7月雇用統計が発表されます。米国の利上げサイクルが終盤に向かいつつある様子が示される中、FRBが明らかにした6月ドットチャートからは、年内あと1回の利上げが示されています。その残り1回の利上げが9月なのか、それともその次のFOMCまでの時間的な余裕を生むことができるのか、今回の雇用統計の結果が注目されます。では振り返りからです。

2.前回のおさらい

・6月NFPは20.9万人増、予想下回る
・7月利上げ期待を後押し

7月7日、米労働省が発表した6月の非農業部門雇用者数(NFP)は20.9万人増と、市場予想(22.5万人)を下回る伸びとなり、労働市場の減速を示唆する結果となりました。また、時間給は前月比で0.4%と市場予想の0.3%から伸びが加速し、インフレの芽を意識させました。

NFPは民間サービスを中心に伸びが鈍化している点で、労働市場の緩やかな鈍化が意識されたものの、雇用者数の伸びは労働市場の過熱感を十分冷やすレベルにはなく、FRBのタカ派姿勢は大きく後退しませんでした。

図表1.分野別新規雇用者数(千人)出所:米国労働省
NFP表

143.30円付近だった米ドル/円は、NFPの結果を受けて142.549円まで売りが先行しました。その後は、時間給の上振れを受けて143.41円付近まで切り返したものの、さらに上値を買い上げる材料はなく、戻り売りに押されて142.068円まで下げ幅を広げました。ダウ平均株価は米長期金利が4.07%へ上昇したことを嫌気して、187.38ドル安い33,734.88ドルで週の取引を終えました。

図表2.前回発表前後のドル円の動き
USDJPY30分チャート
米ドル/円 30分足
出所:外為どっとコム「ネオチャート

3.今回の見どころ

・強さの中に不安見え隠れ
・改定暫定値の行方で評価が異なることも
・賃金の伸び鈍化も、右肩上がりは継続

4月と5月に関しては、雇用者数の増加幅が2カ月合わせて11万人下方修正されたほか、6月も市場予想を下回る伸びに留まるなど、労働市場が徐々に減速しつつある様子が示されました。これまで良すぎた分が後退しているだけと好意的に受け止めることも出来ますが、それでも米国成長への不安材料として意識されます。JOLTS求人件数が4月の1032万件から5月に962万件へ鈍化したことが、6月のNFPの伸び鈍化につながったと見るなら、6月のJOLTS求人件数(958.2万人)はそれよりも低下したため、NFPへの期待は抑制されていると言えます。

また、8月には2023年3月分までの雇用者数の年次改定の暫定値が発表されますので、足もと雇用者増加数が過大評価されているのではとの見方が燻る中で、年次改定値が下方修正されてくるようだと、これまでの雇用市場に対する底堅いイメージが、軌道修正される危険もあります。

図表3.雇用関連指標1
雇用関連指標一覧
※各調査機関のデータを基に外為どっとコム総研が作成
※各データにおいて修正が入ったものは修正後を表示

また時間給については、賃金・給与に福利厚生費などを含めた雇用関連指標を見る上で重視される雇用コスト指数が、4-6月期に前期比で1.0%へ鈍化しています。また、アトランタ連銀や民間企業のインディードが示す賃金トラッカーも前年比で伸びが鈍っており、賃金インフレは和らぎつつあります。今月は、CPIやPCEデフレーターからもインフレ鈍化が示されていますので、賃金の伸びも緩やかになれば、FRBが次回の利上げまでに様子を見る時間的余裕が広がるかもしれません。

図表4.雇用関連指標2
雇用関連指標一覧
※各調査機関のデータを基に外為どっとコム総研が作成
※各データにおいて修正が入ったものは修正後を表示

その他、失業率は増加傾向ではあるものの、看護師などヘルスケア分野の人手不足はまだ残っているようで、失業率が直ちに4%台へ乗せてくるとも考えにくく、あくまでも緩やかな悪化といったイメージではないでしょうか。

図表5.雇用関連指標3
雇用関連指標一覧
※各調査機関のデータを基に外為どっとコム総研が作成
※各データにおいて修正が入ったものは修正後を表示

以上のように考えると、歴史的な比較では雇用市場はまだ底堅いと言えそうですが、足もとの複数の数字からは減速傾向が意識されるため、過度に強い結果は期待しづらいと考えます。

☆想定するシナリオ

ドル円の反応予想
※本指標発表後、5分の値幅(過去3カ月):平均67銭
出所:外為どっとコム総研

4.今回の戦略

・米ドル/円、戻り売り

上でも述べましたが、労働市場は緩やかに冷やされていく過程と考えますので、FRBが9月利上げに踏み切らざるを得ないだけのデータにはならないとの思から、米ドル/円は下向きに反応するのではないかと考えています。発射台によっては違ってきますが、現状の143.00円付近なら、141円台を試しに行くのではないかと見ています。

図表6.米ドル/円チャート-8時間足
USDJPY
出所:外為どっとコム「ネオチャート

図表6.[雇用統計の実績と予想]

年月 非農業雇用者数変化(万人) 失業率(%)
予想値 初回結果 予想値 初回結果
2023年07 20.0 18.7 3.6 3.5
2023年06月 22.5 20.9 3.6 3.6
2023年05月 19.5 33.9 3.5 3.7
2023年04月 17.8 25.3 3.6 3.5
2023年03月 24.0 23.6 3.6 3.5
2023年02月 21.5 31.1 3.4 3.6

 

年月 平均時給/前月比(%) 労働参加率(%)
予想値 初回結果 初回結果
2023年07月 0.3 0.4 62.6
2023年06月 0.3 0.4 62.6
2023年05月 0.3 0.3 62.6
2023年04月 0.3 0.3 62.6
2023年03月 0.3 0.3 62.6
2023年02月 0.3 0.2 62.5

 

◇関連の経済データ実績

年月 ISM製造業雇用指数 ISM非製造業雇用指数
2023年07 44.4 50.7
2023年06月 48.1 53.1
2023年05月 51.4 49.2
2023年04月 50.2 50.8
2023年03月 46.9 51.3
2023年02月 49.1 54.0

出所:Bloomberg、外為どっとコム「経済指標カレンダー

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