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ドル/円、140円台の上値が重い…明日の日銀会合は現状維持か?くすぶるYCC修正への警戒感(NY市場の見通し)

ドル/円、米4-6月期GDPは減速?139円台で下値模索の展開か

東京市場のドル/円は、1週間ぶり安値を更新。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を消化する過程で米長期金利が低下する中、140円台を割り込むと139.37円前後まで下値を拡大しました。売り一巡後は押し目買いが入り140円台に持ち直すなどやや値動きの荒い展開となっています。

欧州市場に入ると、再び139円台へ下落するも139.80-140.20円程度の小幅なレンジ内での推移となっています。

今夜は欧州中銀(ECB)が金融政策を発表します。欧州金利先物市場では25bp(0.25%ポイント)利上げが完全に織り込まれており、焦点は次回9月の利上げに対するスタンスとなりそうです。ユーロ圏の長期金利の変動が米債利回りに波及するとドル/円相場にも影響が出る可能性があります。NY市場では米4-6月期国内総生産(GDP)・速報値が発表されます。市場予想は+1.8%となっており、1-3月期(+2.0%)から小幅に減速する見通しです。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

7/27(木)
21:00 メキシコ6月失業率
21:00 メキシコ6月貿易収支
21:15☆ECB政策金利
21:30☆米新規失業保険申請件数
21:30 米6月卸売在庫
21:30☆米4-6月期GDP・速報値
21:30☆米4-6月期GDP個人消費・速報値
21:30 米4-6月期コアPCE・速報値
21:30 米6月耐久財受注
21:45☆ラガルドECB総裁講演
23:00 米6月住宅販売保留指数
26:00 米7年債入札

7/28(金)
08:30 日本7月東京都区部CPI
※☆は特に注目の材料

最新の経済指標カレンダーはこちら ↓↓↓
https://www.gaitame.com/markets/calendar/

今日の注目トピック

明日28日は、日銀による金融政策が発表されます。先週末に大手通信社が「日銀は現時点でYCC副作用に対応の緊急性が乏しいと認識」「日銀、金融政策維持の公算YCC変動幅を据え置きの可能性」と報じたことや植田総裁がハト派を維持していることなどから現状維持がコンセンサスとなっています。なお、リスクシナリオとしては、イールドカーブ・コントロール(YCC)の変動許容幅などを修正する可能性は相応に残っており警戒する必要はあるとみています。そうした中で、現状維持となればドル/円は142円を目指す展開が考えられる一方で、修正が入ると135円を視野に入れた展開になる可能性があるとにらんでいます。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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