来週のドル円関連重要イベント
7月10日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
7/10(月):
【日本】5月国際収支・貿易収支
7/12(水):
【日本】5月機械受注
【アメリカ】6月消費者物価指数(CPI)
【アメリカ】米地区連銀経済報告(ベージュブック)
7/13(木):
【アメリカ】6月卸売物価指数(PPI)
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
【アメリカ】6月月次財政収支
7/14(金):
【アメリカ】7月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
特に注目度が高いのは12日(水)に発表される米6月消費者物価指数(CPI)です。
消費者物価指数(CPI)は消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を測定したものです。インフレの実態を見極めるのに利用され、米FRBも金融政策を決定する上で重視するとされることから、非常に注目度の高い指標です。
米FRBは6月のFOMC会合で昨年3月の利上げ開始以来初めて利上げを見送った一方で、年内にあと2回の利上げを行うことを示唆しました。
市場では今月25日から開かれる次回のFOMCで利上げが再開されるかどうかが焦点となっており、来週の米CPIの結果が利上げの判断にどう影響するかが注目されます。
米FRBが昨年3月から利上げを続けてきた背景には、アメリカの根強いインフレがありました。
記録的なインフレを抑え込むためにFRBは10会合連続で利上げを行い、最近の指標ではインフレの低下傾向を示唆するデータも出てきていますが、依然としてインフレ抑制には長い時間がかかるとの見方もあります。
来週の米CPIが強い結果となった場合は追加利上げ観測が強まりドル円の上昇につながることが予想され、結果に注目が集まります。
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