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FX「予想外でエルドアン氏がリード(決選投票へ)。市場はやや失望、オアン氏がカギを握る」トルコリラ見通し

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総括

FX「予想外でエルドアン氏がリード(決選投票へ)。市場はやや失望、オアン氏がカギを握る」トルコリラ見通し

(通貨11位、株価20位)

予想レンジ トルコリラ/円6.4-7.4

(ポイント)
*大統領選は1回目で決まらず決選投票へ 3位のオアン氏の動向がカギ
*世論調査と違う結果、西側メディアの反応は
*議会は与党連合が過半数獲得
*第1回目投票を終えてリラ、株、長期債は
*選挙結果で経済はこうなる(後述)
*最近の経済指標は
*5月には政策金利決定やGDP発表などあり
*4月の消費者物価は50%割れ
*リラも株価も弱い2023年
*地震でも世銀が成長率見通しを上方修正
*貿易・経常赤字は続く。これが主たるリラ安要因
*リラ安防衛策はリラ預金増に繋がるがリラ安を抑えきれない
*国内預金が外貨預金を上回る=リラ化政策で
*今年は建国100周年

(世論調査と異なりエルドアン大統領が1回目をリード、3位のオアン氏がカギを握る)
第1回目の大統領選は過半数を得る候補が出ず、エルドアン大統領(49.5%)と野党連合のクロチダルオール氏(44.89%)の決選投票へ。第1回目の投票で3位で5%を獲得したオアン氏の支持者の動向がカギを握る。エルドアン氏とクロチダルオール氏の差も5%だ。
 残り2週間で両陣営がオアン氏の取り込みを図る。

 尚、議会は与党連合が過半数を確保したので大統領選でクロチダルオール氏が勝利しても議会運営は苦しい。

(大統領選挙後の為替は戻すも、株と債券は売られる)
 第1回目の大統領選挙を終えて為替、株価、長期金利の動きは以下の通り(5月15日終値)

・為替リラ円6.78→6.9 ドルリラ20.019→19.72 
・株価(イスタンブール100) 4795.61→4501.21
・10年国債14.52%→12.45%

(決戦投票へ向けて)
 不合理な強権政治の安定を維持するか、時間はかかるが欧米と強調して民主主義となるかの選択。同じように貿易赤字で通貨が弱かったギリシャはユーロ通貨統合に参加し、通貨は安定し経済も持ち直している。改善することのない貿易・経常赤字でリラは長期では下落が続く。

 野党が政権をとると市場原理に沿ったオーソドックスなインフレ抑制政策をとる。金利は上昇、株価は下落か。リラも一時的に上昇するが、貿易赤字のリラ売りは継続しリラ高を抑制する。

 エルドアン大統領なら高インフレでも強制的な金利低下で株高だが、市場原理から外れるので海外からの信頼は得にくい。現体制でも新体制でも通貨の安定がカギだが貿易赤字ある限り持続性のある為替安定化策は難しい。ただ野党が政権をとれば欧州との関係も改善し、EU加盟という一縷の望みが生じるだろう。

(市場は失望気味、クレジット・デフォルト・スワップは上昇)
 大統領選挙開票の5月15日、トルコの5年物クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は600ベーシスポイント上昇し、3月21日以来最大の上昇となった。

(雇用、鉱工業生産、経常収支、小売売上)
・3月失業率は10%で2月と変わらず。男女別では、女性が13.8%、男性が8.1%。15~24歳の若者の失業率は0.7%ポイント上昇して20.1%
・3月鉱工業生産 前年比0.1%減少で、2月の8.2%減少から改善
・3月経常収支 44.84億ドルの赤字、2月は87.61億ドルの赤字
・3月小売売上 前年比 28.6%増加、2月は21.7%増

(今後の注目の経済指標)5月
・16日 4月自動車生産販売
・18日 金融安定化報告
・22日 5月消費者信頼感指数
・24日 5月企業信頼感指数
・25日 政策金利
・29日 5月経済信頼感指数
・30日 4月貿易収支
・31日 1Q・GDP

テクニカル分析(トルコリラ/円)

先週末急落も今週は陽線スタート

 日足、先週末は大きく下げボリバン3σ下限を下抜いたが、今週は陽線スタートでボリバン中位上抜く。雲の下。5月12日-15日の上昇ラインがサポート。5月10日-15日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き、20日線横ばい。
 週足、5月14日の選挙前にボリバン下限まで下落。今週は戻す。ボリバン中位に迫る。5月1日週-8日週の下降ラインが上値抵抗。5週線上向き、20週線下向き。
 月足、22年11月-12月の下降ラインを上抜く。23年1月-3月の上昇ラインがサポート。21年3月-9月の下降ラインが上値抵抗。
年足、8年連続陰線。その間52円から6円台へ沈む。今年は僅かに陽転していたが3月陰転。



メルハバ

西側の反応

・エルドアン氏を批判してきた英エコノミスト誌=エルドアンが「明らかに勝利の本命であるように見える」

(フランス、ドイツ、スイスのメディアも、5月28日の第2ラウンドで勝利する可能性が高い「明らかな本命」としてエルドアン氏を認めた)

・ドイツのFAZ紙は「2週間以内に決選投票が行われる場合、おそらく現職が有利なスタートを切ることになるだろう」と報じた。

・フランス24紙によると、3位のシナン・オアン候補の票は決選投票で「ほとんど」エルドアン大統領に流れ、現職指導者の勝利が確実となる。

・ドイツ紙ディー・ヴェルト、エルドアン大統領の50%近くの得票は「驚くべき大成功」だった。「どうやらかなりの数のトルコ人が彼を救世主だと考えているようだ」と述べた。

・スイスNZZ、エルドアン大統領が「地震地域で全国的に最高の成績を収めたことで2600万人のトルコ人の信頼を取り戻した」と指摘した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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