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ドル/円:“調整下げ”終了の可能性。137.00超えの越週か、137.50超えで終えれば一段のドル上昇へ。134円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。131.00割れて終えた場合は中期トレンドが変化して一段のドル下落へ。



 

ドル/円:“調整下げ”終了の可能性。137.00超えの越週か、137.50超えで終えれば一段のドル上昇へ。134円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。131.00割れて終えた場合は中期トレンドが変化して一段のドル下落へ。

直近の日足は高値圏で引ける陽線引けとなり、この足が135.50超えに実体を戻しており、調整下げが一巡した可能性が高くなっている。137.50-60に強い抵抗が控えているが、137.60超えで終えるか138.00-10の抵抗をクリアした場合は新たな上昇エネルギーを得て一段の上昇に繋がり易くなる。逆に、134.00-10の抵抗を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、133.50割れで終えた場合は短期トレンドが変化して132円台の足元を固め直す動きへ。さらに、可能性がまだ低いと見るが131.50-60,131.00-10の抵抗を全て下抜けて終えた場合は、中期的なトレンドが変化して126~127円方向への新たな下落リスクに注意が必要となる。今週は上値トライの動きが強まると見られるが、クロス/円の調整下げが完全に終了していないため、ドル/円も急伸にも繋がり難いと見ている。日足の上値抵抗は136.00-10,136.40-50,137.10-20,137.50-60に、下値抵抗は135.00-10,134.60-70,134.00-10,133.50-60にある。21日、120日移動平均線は、134.77と133.42に位置しており、短期トレンドをサポート中だが、200日線は137.04に位置しており上値抵抗として働く可能性を示唆している。 一方週足を見ると、下ヒゲがやや長く実体の小さい陽線で終えている。下値トライに失敗した反動で上値トライの動きが先行すると見られるが、週足ベースで見た強い抵抗が136.50-60、137.00-10に控えており、このレベルでの買いも慎重に。137円台に実体を乗せて越週した場合は新たな上昇エネルギーを得て、一段のドル上昇に繋がり易くなる。逆に、133.70以下で越週した場合は下値リスクが点灯。131.00以下で越週した場合は、新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり126~127円方向へのさらなる下落リスクに注意が必要となる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は前述の136.50-60,137.00-10と138.10-20に、下値抵抗は135.00-10,134.00-10,133.40-50,131.70-80にある。31週、62週移動平均線は135.68と134.31で収束しており、これらを若干上抜け始めているが“ダマシ”の範囲内にある。 今週の戦略は、ドル買いは135.10-20で押し目買い。損切りは134.50で一旦撤退。これが付いた場合は134.00-10で再度押し目買い。この場合の損切りは短期トレンドの変化が確定的となる133.40で撤退。ドル売りは今週いっぱい様子見か136.40-50まで引きつけて。損切りは137.10で撤退。 上値は、136.00-10、136.40-50,136.70-80,137.10-20,137.50-60に強い抵抗があるが、137.60超えで終えれば“ドル強気”に変化して138.00-10,138.50-60,138.80-90,139.20-30にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、135.30-40に軽い抵抗が、135.00-10,134.60-70にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されるが、134.10-20,133.90-00,133.40-50の抵抗を全て下抜けた場合は、下値リスクが点灯して133.00-10以下の下値抵抗の強さを確認する動きへ。この下の132.50-60,132.00-10,131.70-80,131.40-50,131.00-10に強い抵抗があるが全て下抜けて終えた場合は、中期的なトレンドに変化が生じてドルの下落幅拡大に繋がり易くなる。

ドル/円【日足】期間:2022/09/08~2023/05/12(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2020/03/27~2023/05/12(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:調整下げの動き。147円を割り込んで終えた場合は144~145円方向への一段の下落リスクが点灯。148.50超えで終えれば調整下げ終了の可能性。

直近の日足は小陽線で続落を食い止めているが、上昇エネルギーの強いものではなく、また上値を切り下げる流れからも抜け出しておらず、下値リスクがより高い状態に変わりない。一方で、昨年10月に付けた148.40を基点とするレジスタンスラインを上抜けた位置で推移しており、調整下げの範囲内に留まっていることから、足元での下値リスクはまだ高いものの、ユーロ売りも慎重に臨む必要がある。この日足の下値抵抗は145.00-10,143.90-00に位置しており、全てを下抜けて終えない限り、下値余地も拡がり難い。逆に、日足が148円台に乗せて終えた場合は、日足の形状が改善して下値リスクがやや後退、148.50超えで終えれば調整下げが一巡した可能性が高くなり、再度150円超えトライの動きが強まり易くなる。この場合でもユーロが対ドルで調整下げ局面に入った可能性が高いことから、ユーロ/円も急伸にも繋がり難いと見られる。日足の上値抵抗は147.80-90,148.30-40,149.10-20に、下値抵抗は146.50-60,146.00-10,145.60-70,145.00-10にある。21日移動平均線は148.05に位置しており上値抵抗として働いた状態だが、120日、200日線は143.49と143.05に位置しており、下値をサポート中。 一方週足を見ると2週連続陰線引けとなり、上値を切り下げている。直近の陰線が3月に付けた138.83を基点とする短期的なサポートラインから下抜けた位置で終えており、短期的には下値リスクがより高い状態だが、この陰線の下ヒゲがやや長く、下値トライに失敗した形となったこと、昨年10月に付けた148.40を基点とするレジスタンスラインを上抜けた位置を守っておりこの週足の下値抵抗が144.80-90,143.70-80にあること、さらに2022年3月に付けた124.40を基点とする中・長期的なサポートラインの下値抵抗が142.50-60,140.80-90に位置していることから、これらを全て下抜けて越週しない限り、トレンドは大きく変化せず、調整下げの範囲内となる。短期トレンドは148.50超えで終えれば調整下げが一巡した可能性が高くなるが、150.20-30に週足ベースで見た強い上値抵抗があり、これをしっかり上抜けて越週しない限り、上値余地も拡がり難い。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、148.40-50,149.10-20,150.20-30,151.00-10に、下値抵抗は前述の144.80-90,143.70-80、142.50-60,140.80-60にある。31週、62週移動平均線は143.74と140.88に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていない。 今週の戦略は、ユーロ買いは調整下げ局面終了まで様子を見るか144.00-10の押し目があれば買い狙い。損切りは143.40で撤退。ユーロ売りは147.80-90で戻り売り。損切りは下値リスクが後退する148.60で撤退としたい。 上値は、147.40-50,147.70-80,148.30-40に強い抵抗があるが、全てクリアして148.50超えで終えた場合は調整下げが終了した可能性が高くなり、149.00-10,149.50-60,149.80-90,150.30-40,150.90-00にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。151円台に乗せて終えれば一段の上昇へ。下値は、146.90-00,146.40-50,146.00-10にやや強い抵抗があるが、全て下抜けて終えた場合は144~145円台にある一段と強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。143.50以下で終えた場合は下値余地がもう一段拡がり易くなり、140~141円方向への新たな下落リスクに注意が必要となる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/10/25~2023/05/12(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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