この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を３分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル、上値追い注意 米雇用は予想より劣化－米国3月卸売物価指数PPI/新規失業保険申請件数Jobless
動画要旨
米国3月卸売物価指数PPI/新規失業保険申請件数Jobless
4月13日、21時30分にアメリカの卸売物価指数、PPIと新規失業保険申請件数が発表されます。
アメリカ労働省が発表するPPIは、国内で販売する商品やサービスの価格を生産者側から測定する指標です。ここでの価格変動は何れかの時点で消費者に転嫁される可能性が高いため、物価の先行指標として着目されます。また、新規失業保険申請件数は、失業者が失業保険給付を申請した件数を毎週集計したもので、雇用の先行指標として注目されます。
米国3月卸売物価指数PPI/新規失業保険申請件数Joblessを見る上でのポイントは２つ
1つ目は、2月PPI、最終需要向け財・サービスは前月比-0.1％となり、インフレ圧力の後退が意識されました。モノの価格が前月比-0.2％となったほか、サービスの価格も前月比-0.1％となったことが要因です。結果発表直後にドル円は45銭程度下落しました。
2つ目は、新規失業保険申請件数ですが、3月26日から4月1日までの申請件数は22.8万件と小幅に改善しました。ただ、4週移動平均は2月以降緩やかに増加傾向となっており、雇用拡大の勢いは徐々に後退しているようです。
また、労働省は過去5年間のデータを対象に、季節調整の手法を変更しており、その結果、今年の申請件数は概ね20万件を超える数字に修正されました。想定よりもアメリカの労働市場が弱含んでいる可能性が意識される中で、新規失業保険申請件数が増加傾向を辿るのか注目されます。
ドル/円の反応
米国3月卸売物価指数PPI/新規失業保険申請件数Jobless
アメリカの信用状況の引き締まりの影響がどの程度あるのか見極めることになりますが、TEAMハロンズとしては、インフレ加速と、雇用鈍化によるアメリカの景気後退が意識され、ドル円は下向きで反応するのではないかと考えています。
ただ、指標の予想からの乖離の程度によっては反応が定まらない可能性もあります。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年4月11日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」（動画）、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X（Twitter）アカウントTEAMハロンズ（＠TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21：00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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