この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を３分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル上昇も上値限定、残り利上げ回数は－米国２月個人消費支出PCEデフレーター
動画要旨
2月個人消費支出PCEデフレーター
3月31日、21時30分に米国の2月個人消費支出PCEデフレーターが発表されます。
米商務省が発表する、消費者が購入する商品・サービス全般の価格変化を示すデータで、FRBが金融政策を決定する上で重視する指標です。FRBは、コアPCEデフレーターの上昇率を前年比2％に引き下げることを目指しています。
米国２月個人消費支出PCEデフレーターを見る上でのポイントは3つ
1つ目は、1月のPCEデフレーターは総合、コア共に予想を上回る伸びとなり、FRBの利上げ継続を高める格好となりました。自動車、飲食、宿泊サービスでの支出が増加したことが、ヘッドラインを押し上げました。
2つ目は、サービス分野のインフレ傾向は継続しています。14日に発表された消費者物価指数では、住居費の上昇が続いているほか、住居費を除いたコアサービスもインフレが高止まりしている様子がうかがえました。
3つ目は、OISと30日物のフェデラル・ファンド（FF）金利先物で織り込まれている、5月FOMCでの利上げ織り込み度は29日時点で五分五分と言ったところです。パウエル議長が示す「年内あと1回の利上げ」の織り込みが進むのか注目されます。
ドル/円の反応
2月個人消費支出PCEデフレーター
TEAMハロンズとしては、インフレの高止まり傾向が続きやすいとの思いから、指標発表直後は上向きに反応するのではと考えています。
また、CPI NowのコアPCEの数字と、市場予想、それと結果を比べると、CPI Nowの数字より市場予想が大きいケースでは、結果も予想以上となり、逆にCPI Nowより市場予想が弱いケースでは、結果も予想以下になる傾向が過去7回中、5回あったことも、結果に対する上向き予想をサポートしています。
もっとも、米利上げは終盤に差し掛かっているとの見方が意識されるため、米ドル上昇が長続きするかは微妙です。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年3月29日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」（動画）、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X（Twitter）アカウントTEAMハロンズ（＠TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21：00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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