来週のドル円関連重要イベント
3月27日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
3/28(火):
【アメリカ】1月ケース・シラー米住宅価格指数
【アメリカ】3月リッチモンド連銀製造業指数
【アメリカ】3月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
3/29(水):
【アメリカ】2月住宅販売保留指数
3/30(木):
【アメリカ】10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)
【アメリカ】10-12月期四半期GDP個人消費・確定値
【アメリカ】10-12月期四半期コアPCE・確定値
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
3/31(金):
【日本】3月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
【日本】2月失業率
【日本】2月有効求人倍率
【日本】2月鉱工業生産・速報値
【アメリカ】2月個人所得
【アメリカ】2月個人消費支出(PCE)
【アメリカ】3月シカゴ購買部協会景気指数
【アメリカ】3月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
特に注目度が高いのは30日(木)の米10-12月期四半期GDP、31日(金)の米2月個人消費支出(PCE)です。
30日(木)の米GDPでは、アメリカの経済成長率が示されます。アメリカのGDPは四半期ごとに速報値、改定値、確報値の3回に分けて発表されます。最も注目されるのは速報値であり、今回発表されるのは確報値ですが、確報値も予想と大きく異なる結果となった場合は相場変動につながることがあります。
31日(金)には米2月個人消費支出(PCE)が発表されます。個人消費支出(PCE)は個人が財やサービスに対して支出した金額を集計した指標です。アメリカではGDPの大部分を個人消費支出が占めるため、米国経済を見通す上で重視されます。
今週開かれた米FOMCでは、0.25%の利上げが決定されました。結果は大方の予想通りだったものの、声明文から「継続的な利上げが適切になる」との文言が削除されたことなどから利上げの終了が近いとの見方が広がり、発表後ドル安が進みました。
今回の会合では金融不安がくすぶる中でも利上げが行われ、インフレ抑制を優先させた形となりましたが、利上げの副作用が表面化する中、米FRBは難しい舵取りを迫られています。来週の指標でアメリカ経済の減速が示されれば早期利上げ停止観測がさらに強まることが予想され、結果に注目が集まります。
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