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ドル/円:下値リスクが点灯中。134円割れで終えた場合は一段のドル下落へ。



 

ドル/円:下値リスクが点灯中。134円割れで終えた場合は一段のドル下落へ。

日足は2手連続陰線引けとなり、上値を急角度で切り下げている。また、直近の陰線が日足の下値抵抗であった135.50-60を下抜けて終えており、短期トレンドに変化が生じている。3手前の3/8に付けた137.91が目先天井であった可能性が高くなっており、一段の下落リスクにより警戒する必要がある。134.10-20に強い抵抗があるが、134円を割り込んで終えた場合は、新たな下落リスクが生じて132.00前後まで下値余地がさらに拡がり易くなる。短期トレンドは136.50超えに実体を戻して引けない限り、“ドル強気”に変化せず、下値リスクにより警戒する必要がある。日足の上値抵抗は135.70-80,136.20-30,136.50-60に、下値抵抗は134.10-20,133.20-30,132.00-10にある。21日移動平均線は135.10にあり、これを下抜け切れていないが下値リスクが点灯中。また120日、200日移動平均線は137.72と137.48に位置しており、上値を抑え込んだ状態にある。 一方週足を見ると、2週連続して陰線引けとなった。直近の陰線は実体が小さく上下にヒゲがある形となったが、上ヒゲがより長く、上値トライに失敗した影響を受けた状態にあることから、週初はドル売りスタートとなることが予想される。現状は週足の下値抵抗ポイントである135.00-10をかろうじて守って越週しており、反発に転ずる可能性を残しているが、この週足の下値抵抗が今週は135.80-90まで上がってくることから、上値抵抗として働く可能性も高くなっており、136円台にしっかり乗せて越週するか、日足が136.50超えで終えない限り、一段の下落リスクに警戒する必要がある。また134円割れで越週した場合は、131~132円台の下値抵抗の強さを確認する動きが強まり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は前述の135.80-90と136.40-50,137.50-60に、下値抵抗は134.00-10,133.00±10銭、132.00-10にある。31週移動平均線は137.76に位置しており、上値を抑え込んでいるが、62週線は131.61に位置しており、短期的な下値抵抗として働く可能性が高い。 今週の戦略は、ドル買いは下値リスクがより高い状態にあるので、今週いっぱい様子見か134.10-20まで引きつけて。損切りは133.80で浅めに撤退。ドル売りは135.70-80で戻り売り。吹き値があった場合の上値余地を136.20-30まで見ておく必要がある。損切りは下値リスクが後退する136.60で撤退としたい。 上値は、135.30-40,135.70-80,136.00-10,136.20-30に強い抵抗が出来ており、反発余地が限られる展開が予想されるが、136.50-60の抵抗を実体ベースで上抜けて終えた場合は調整下げが終了して、再度137円超えトライへ。上値抵抗は137.00-10,137.20-30,137.50-60,137.80-90,138.10-20。下値は、134.60-70に軽い抵抗が、134.30-40,134.00±10銭にやや強い抵抗があり、これらを守り切って反発に転ずる可能性を残しているが、134円を割り込んで終えた場合は日足の形状がさらに悪化して131~132円台まで下落余地が拡がり易くなる。下値抵抗は133.60-70,133.20-30,132.90-00,132.40-50,132.00-10。調整下げに留まるなら130円台を割り込まない可能性が高いが、130円も割り込んで終えた場合は、調整下げに留まらず、新たな下落リスクが生じて下落余地がさらに拡がり易くなる。

ドル/円【日足】期間:2022/07/07~2023/03/10(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


 
ドル/円【週足】期間:2020/01/24~2023/03/10(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)


 

ユーロ/円:下値リスクが点灯中。145.50超えで終えれば“強気”に変化。

直近の日足は実体が小さく上ヒゲの長い陰線引けとなり、上値トライに失敗して押し戻されて終えている。また、この陰線が、昨年10月に付けた148.40を基点とするサポートラインの下に入り込んでおり、調整下げ局面入りの可能性が高くなっている。現状は142.00-10に強い抵抗があり、急落地合いにも繋がり難いと見るが、142円も割り込んで終えた場合は140.50~141.00近辺まで下落余地が拡がり易くなる。さらに140円を割り込んで越週するか、値動きの中で139円割れを見た場合は“ユーロ弱気”に変化して135円方向への下落幅拡大に注意が必要となる。逆に145.00超えに実体を戻して引ければ下値リスクがやや後退、145.50超えで終えれば“強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は143.90-00,144.30-40,144.70-80,145.00-10に、下値抵抗は143.00-10,142.00-10,141.10-20,140.50-60にある。21日移動平均線は143.61にあり、これを下抜け切れていないが、日足の形状が弱く、下値リスクに警戒する必要がある。120日、200日線は143.11と141.81に位置しており、調整下げに留まるなら、これらを大きく下抜けない可能性が高いが、140円を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクに要注意。 一方直近の週足は実体が小さく上ヒゲのやや長い陰線引けとなり、続伸に繋げられずに越週している。単体では下げエネルギーの強いものではないが、この陰線が昨年10月に付けた148.40を基点として上値を切り下げてきたレジスタンスラインの下に再び入り込んでおり、下値リスクがやや高くなっている。現状は調整的な下げの範囲内に留まっており、急落にも繋がり難いと見られるが、140.40-50の週足の抵抗を下抜け、140円を割り込んで終えた場合は調整下げの範囲内に留まらず、新たな下げトレンド入りの可能性が高くなる。逆に週足が144.60-70を上抜けて越週すれば下値リスクがやや後退、日足が145.50超えで終えるか、週足が146.00超えで越週した場合は“ユーロ強気”に変化して一段の上昇に繋がり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、144.60-70,145.40-50,146.00-10に、下値抵抗は142.00-10,141.00-10,140.40-50にある。31週、62週移動平均線は142.13と138.59にあり、短・中期トレンドをサポート中だが、140円割れで越週した場合は新たな下落リスクに注意が必要となる。 今週の戦略は、ユーロ買いは下値リスクが高いので、今週いっぱい様子見か、141.70に浅い損切りを置くなら142.10-20の押し目を待って軽く試し買い程度に。浅い利食いも着実に。売りは144.00-10で戻り売り。損切りは144.80で一旦撤退。 上値は、144.00-10,144.30-40,144.70-80,145.00-10に強い抵抗が出来ており、全てをクリアし切れない可能性が高いと見るが、145.40-50の抵抗をクリアして145.50超えで終えれば、調整下げが終了して一段のユーロ上昇に繋がり易くなる。下値は、143.50-60,143.10-20,142.60-70,142.20-30,142.00-10に強い抵抗があるが、上下動を繰り返しながらもどこまで切り崩せるかトライする動きが強まろう。142円台を守り切れずに終えた場合は、下値余地がもう一段拡がり易くなり、141.50-60,141.10-20,140.70-80,140.40-50をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。調整下げに留まるならこの辺りが限度と見るが、140円割れで越週するか、値動きの中で139円割れを見た場合は“ユーロ弱気”に変化して、新たな下げトレンド入りの可能性が高くなる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/08/23~2023/03/10(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

 

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