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FX「予算教書発表に格付けは?グレイリストに指名で不安増加。物価は低下」南アランド見通し

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総括

FX「予算教書発表に格付けは?グレイリストに指名で不安増加。物価は低下」南アランド見通し

「通貨最下位、株価9位」
「予想レンジ 南アランド7.2-7.7」                                          

(ポイント)
*予算教書でエスコムの債務を引き受ける
*予算教書への格付各社の反応はまだない
*マネーロンダリングのグレーリストに指定される
*インフレは低下気味
*エスコム援助で停電は
*1月消費者物価は7%割れ
*中ロ・南アが合同演習
*電力不足で国家的な「災害事態」を宣言
*最弱通貨を継続、株価は小高い
*モルガン・スタンレーが判断引き下げ
*「負荷制限を終わらせるためのロードマップ」を発表
*経済成長率について、中銀は2023年は0.3%、24年は0.7%になると予想
*1月製造業PMIはまずまず、民間PMIは悪化
*政策金利は利上げ減速で0.25%引き上げ
*インフレ率は23年は5.4%、24年は4.8%と予想(中銀)

(通貨は最弱のまま)
 通貨は最弱のままだ。株価もじり安推移している。今週は4Qの失業率。1月貿易収支、2月製造業PMIなどの発表がある。4Q・GDPの発表は来週だ。

(予算教書は)
 注目の予算教書が発表された。政府は、今後3年間で、経営難に陥っている国営電力会社エスコムの債務の半分以上を引き受け、同社のバランスシートと経営を強化し、再編を可能にする計画を発表した。政府はエスコムの債務4230億ランドのうち、デフォルトの恐れがある2540億ランドを引き受け、債務と利息の返済を可能にする。
この措置により、エスコムはメンテナンスと送電・配電部門向け資金を確保する。エスコムは過去最悪の計画停電を続けており、経済に打撃を与えている。ゴドングワナ財務相は予算演説で「経済は大きなリスクに直面している」と述べ、大胆な措置が必要だと指摘した。また、エスコムの救済はこれが最後との認識を示した。
 この決定を格付け会社がどう判断するかのコメントはまだ出ていない。またこの政策で長年続いていた、エスコムのインフラの老朽化、汚職、電力の盗難、石炭の盗難にメスが入るかどうかも今後注視したい。

(グレーリスト入り)
 南アはマネーロンダリングに関する金融活動作業部会 (FATF)によって「強化された監視下にある管轄区域」(グレーリスト)と決定された。グレーリストは国の金融システムに広範な影響を与える可能性があり、資本と通貨の流出を引き起こし、銀行の取引、管理、資金調達コストを増加させると南ア中銀が警告していた。ゴドンワナ財務相は、不法な資金の流れに対処する際の国の欠点に対処するための規制改正が、監視強化の対象となる管轄区域として分類されるのを回避するのに役立つことを「期待している」と述べた。S&Pは、グレーリストは政府の海外資金調達コストを増加させ、貿易の流れを圧迫する可能性があるが、南アの信用力に「重大な」影響を与える可能性は低いと述べた。

(1月生産者物価も低下)
 1月生産者物価は前年比12.7%と前月の13.5%から低下した。消費者物価も前月の7.2%から6.9%へ低下。インフレ圧力が和らぎ、先月の利上げ幅は0.25%に縮小した。次回政策金利決定は3月30日。

テクニカル分析(ランド/円)

下げ止まる

日足、ボリバン3σ下限から反発。2月13日-24日の上昇ラインがサポート。2月17日-24日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。20日線下向き。
週足、雲の下、2σ下限。2月6日週-0日週の下降ラインが上値抵抗。5週、20週線下向き。2月13日週-20日週の上昇ラインがサポート。
月足、3か月連続陰線。2月も陰転。雲中へ落ちる、21年11月-23年2月の上昇ラインがサポート。22年12月-23年1月の下降ラインが上値抵抗。
年足、21年、22年は短い陽線。23年は陰転。20年-22年の上昇ラインがサポート。08年-22年の下降ラインが上値抵抗。

喜望峰

西側に未同調のインドと南ア、「ロシアから離れつつある」

 ブリンケン米国務長官は、西側諸国に同調してロシアのウクライナ侵攻を非難していないインドや南アのような国について、ロシアとの連携から離れつつある軌道にあるよう見えるとしながらも、変化は一夜にして起こらないとの見通しを示した。
 南アについては、アパルトヘイト政策を実施した過去の政権に対する米国の対応に遺憾を示した上で、南アとロシアとの結びつきの理由は理解できると指摘。「旧ソ連は南アフリカの自由主義勢力を支援していたが、残念なことに米国はアパルトヘイト政策を実施した政権にあまりにも同情的だった。歴史は一夜にして消し去ることができるものではない」と述べた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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