この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル137円へ勝負駆け-米国1月個人消費支出PCEデフレーター
動画要旨
米国1月個人消費支出PCEデフレーター
2月24日、22時30分にアメリカの1月個人消費支出、PCEデフレーターが発表されます。
アメリカ商務省が発表するデータで、消費者が購入する商品・サービス全般の価格変化を示す指標で、FRBが金融政策を決定する上で重視する指標です。FRBは、コアPCEデフレーターの上昇率を前年比2%に引き下げることを目指しています。
米国1月個人消費支出PCEデフレーターを見る上でのポイントは3つ
1つ目は、12月の個人消費支出デフレーターは、サービス分野でのインフレは続いているものの、財の需要鈍化から総合・コア共に前年比ベースで一段とインフレ圧力が後退しつつある様子がうかがえました。
結果を受けて、市場ではFRBの利上げペース鈍化を正当化する材料との受け止め方が広がりました。
2つ目は、先に述べた期待感は早くも損なわれつつあります。12月PCE以降、発表された消費者物価指数、小売売上高、ミシガン大学調べの1年先の期待インフレ率からはインフレのリバウンド傾向が示されています。今回のPCEデフレーターの結果にも、こうした部分が反映される可能性は高そうです。
3つ目は、ただ、短絡的にインフレ再加速と判断するのは注意が必要。これまで、話してきたように足許はインフレ再燃が警戒されますが、前年比ベースではディスインフレ傾向が続いています。今の物価動向が、これまで少し速かった物価低下のスピード調整である可能性もあります。
ですので、金利の先高感を期待し過ぎるのも危険かもしれません。
ドル/円の反応
米国1月個人消費支出PCEデフレーター
TEAMハロンズとしては、人件費の増加、ガソリン価格の上昇、消費の底堅さを踏まえ、指標発表直後は上向きの反応を示すと考えています。
ただ、前年比の動向によってはディスインフレ傾向の継続性が意識されて、ドル高の流れが鈍くなる可能性もありそうです。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年2月21日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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