この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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米ドル下値限定 次への期待感継続-米国10-12月期GDP/個人消費・改定値
動画要旨
米国10-12月期四半期GDP、個人消費・改定値
2月23日、22時30分に米国で10-12月期四半期GDP、個人消費・改定値が発表されます。GDPは、一定期間にその国の国内で生産された物やサービスの付加価値の総額のことで、国力を判断するバロメーターとして用いられます。国によって違いはありますが、米国では当該四半期終了後、翌月に速報値、2カ月後に改定値、3カ月後に確定値が公表されます。
速報値発表までに公表されていなかった部分はみなしデータを使って計算されますが、改定値では、新たに公表されたデータで改めて計算し直します。
米国10-12月期四半期GDP、個人消費・改定値を見る上でのポイントは3つ
1つ目は、10-12月期四半期GDP速報値は年率換算で2.9%と市場予想を上回りました。しかし、増加率のおよそ半分は在庫積み増しによるもので、期待されていた個人消費は振るわず、米国経済に対して楽観的になり過ぎることへの警鐘となりました。
2つ目は、年末にかけて雇用の伸び低下、年末商戦の不発で個人消費も鈍化したようです。また、設備投資の項目でGDP算出に用いられる12月のコア資本財の出荷は前月比-0.4%と11月より鈍化するなど、下方修正を予感させるデータも散見されます。
3つ目は、足許の好調なデータを受けて改定値は有効な数字として扱われない可能性も。これまで述べた理由から、10-12月期GDP改定値は下方修正があってもやむなしですが、1-3月期は、強い雇用や好調な個人消費などで好スタートを切ったと考えられるため、10-12月期GDPが大きく下方修正されない限り、直近の米国経済への楽観的なムードは後退しにくいのではないでしょうか。
ドル/円の反応
米国10-12月期四半期GDP、個人消費・改定値
TEAMハロンズとしては、個人消費の下方修正とさえない設備投資から発表直後の反応は下向きと見ますが、1月の好調なデータを考えると先行き期待から、下値も限定されると見ています。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年2月22日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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