目次
▼ドル/円 今夜の相場見通し
▼ドル/円の予想 まとめ
▼ドル/円見通し動画
ドル/円 今夜の相場見通し
こちらがドル円の60分足となっています。
昨日の値動きですが135円23銭前後まで上昇しました。要因となったのは昨日お伝えしたアメリカの購買担当者景気指数(PMI)です。予想を大幅に上回る結果となったことでドル買いが強まって年初来高値を更新しています。ただこのチャート形状を見てわかるように135円前後の上値が重く再び反落し現在は134円の後半で推移しています。本日のトレード方針は、135円付近の上値が重たいとはいえ下値も底堅く134円60銭前後~135円のレンジ内で推移しています。環境的にも上昇トレンドの中でありますので本日も押し目買い継続です。
134円60銭付近まで調整が入ってそこから反発してきたところで買っていくという考え方です。もちろんここまで下落せずに一旦調整が入って再び上昇に転じる可能性もありますが、134円を明確に割らない限りは押し目買いが優位と見ていますので反発上昇してきた押し目買いが狙えるんじゃないかと見ています。
まず、日足チャートの形状から見ますと堅調な推移となっています。10日20日移動平均線が上向きで上昇しておりサポートになっています。また、MACDに関しても0ラインより上を推移して上向きですので上昇トレンドは継続と見て取れます。ただ80日移動平均線が上値を抑えてる感があります。135円前後の水準に位置していますのでここを明確に上抜くことができなければ上昇しづらい。上抜けたら138円が見えてきそうではありますが135円台に定着しない限りは難しそうです。 135円を上抜けて定着しながら138円に向かうのか、135円上抜けきれずに底堅さがある中で三角持ち合いを形成していくのかというところが注目点になってきそうです。
そして4時間足を見てみますと下値・高値ともに切り上げていますので強気な状況は続いています。また足元では移動平均線がサポートになっていますので下値の硬さから上値を模索する展開も考えられます。135円を上抜けられるか注目しておきたいです。オシレーター系のMACDとRSI見るとほぼ横ばいということになりますので現状としてはやはり上値伸び悩んでいます。勢いが出るタイミングを見極めていきましょう。
本日は注目の経済指標として28時にFOMC議事録が公表されます。先週にFRB一部のメンバーから前回のFOMCで0.5%利上げの根拠もあったという発言もありました。このFOMC議事録がタカ派色が強い内容になっていると次回以降の利上げペースに関係する可能性があり再びドル買いが強まるかもしれません。逆に思ったよりもタカ派的ではない場合は一旦ドルが売られる可能性もありますのでこの時間帯の値動きには十分注意して取引を行っていきしょう。
ドル/円の予想 まとめ
現在、134.60-135.00円のレンジ推移となっています。また、上昇トレンドの中でありますので、基本は押し目買いを狙いたい局面です。134円を割り込むまでは押し目買いが優位と見ます。135円付近での逆張り(売り)については、短期目線で行うこともいいですが、135円を上抜けることは十分に考えられますので損切りを考えながら取引していきましょう。
ドル/円見通し動画
番組紹介
外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、動画でチャート分析を行います。FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。
動画配信期間:2023/2/22~
💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):Twitter
https://twitter.com/gaitamesk_ueha
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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