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ドル円一時134円台、好調な米指標受け続伸 まもなく米PPIなど発表

 

ドル円一時134円台 好調な米小売売上高など受け続伸

15日のドル円は132円台半ばへ下押しされる場面がありながらも上昇が続き、一時134円台へ続伸しました。

14日発表の米1月消費者物価指数(CPI)が予想上振れとなったことで上昇していたドル円は、15日午前に一時132円台半ばへ下押しされる場面があったものの、その後は米FRBによる利上げが長期化するとの観測を背景に堅調な推移が続きました。

昨夜22時半に米1月小売売上高が発表されると、市場予想を大きく上回る結果を受けてドルを買う動きが強まり、同時刻に発表された2月ニューヨーク連銀製造業景気指数の好調な結果も材料となって、ドル円は一時134.36円前後まで上値を伸ばしました。

ドル円年初来高値更新なるか まもなく米PPIなど発表

14日の米1月消費者物価指数(CPI)に続き昨夜の米1月消費者物価指数(CPI)も強い結果となったことで、アメリカ経済の底堅さやインフレの根強さが意識され、利上げ長期化観測がさらに強まりました。その結果ドルを買う動きが強まり、15日、ドル円は1月6日以来1ヶ月以上ぶりに134円台に乗せました。

直近の米指標から、アメリカのインフレ収束には長い期間を要するとの見方が強まり、インフレを抑え込むための利上げが長期化するとの観測から、ドルが買われやすい展開となっています。市場参加者の間では1月6日に付けた年初来高値の134.77円前後を超えられるかが注目されており、近く135円台に乗せる可能性も意識され始めています。

今夜は米1月卸売物価指数(PPI)など複数の指標発表や、米セントルイス連銀のブラード総裁の発言など、イベントが目白押しとなっています。ドル円は堅調な推移が予想されていますが、米PPIは伸びの鈍化が見込まれており、予想以上の鈍化となればドル円反落の可能性もあるため、発表後の変動に警戒が必要となりそうです。

 



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