目次
▼ドル/円の見通し
▼ドル/円の予想 まとめ
▼ドル/円見通し動画
ドル/円の見通し
本日のドル円のトレード方針をお伝えします。まずはチャートで現状を確認しましょう。こちらがドル/円の60分足となっています。
昨日の値動きですが、直近の高値131円90銭付近を上抜け、さらに132円まで一気に抜けてきました。抜けた後ですが、16時頃に一度戻すも132円をサポートに再度上昇してますので、ここを見ていた方は押し目買いのポイントになったと思います。その後上昇して132円91銭前後まで上昇しました。伸び悩んだ理由としては、先週の高値付近まで到達したというのが一つの理由で、戻り売りが優位となったことです。昨日お伝えしたように、132円を上抜けた場合は132円90銭付近が目処として意識される展開となり、そこを確認していた方は戻り売りを狙えたのではないかと思っています。現状としては132円10銭台で推移してやや調整が入ってきているという展開となっています。
本日の注目点は、22時30分に米1月消費者物価指数（CPI）があります。市場はこの指標にかなり注目していますので、それまでは大きな動きは出にくいと思っています。その時間までのチャートの注目点となりますと、今調整が入っていますのでここから下落して132円ちょうど付近や131円80銭付近まで下押すも、これらの水準がサポートとなって反発する局面があれば、押し目買いが狙えると思っています。ただ、NY時間までは大きな動きは難しいと見ているので、反発局面があったとして短期的な目線で利益確定なども行っていく必要があると思っています。
万一131円80銭を下抜けた場合、また下押しをする可能性があります。131円60銭だったり、昨日お伝えした水準である131円20銭や131円ちょうど付近まで押す可能性があるものの、131円ちょうど付近を割れない限りは基本的には押し目買いが良いと見ています。したがって、この水準で反発すれば買いのポイントになってくると思っています。
ただ、これはCPI発表前までということです。CPI発表後の動きで大きく上昇下落する恐れがあり、そこはしっかり方向感を見極めたいところです。仮にCPIが予想よりも鈍化していた場合は急落する可能性が十分にあります。そうなると131円を割ってさらに下落することもあり得ますので、その場合は売り目線に変わってくるかもしれません。反対に予想よりも鈍化していない、もしくは予想を上振れという結果になった場合は、一気に上昇して昨日高値の132円90銭付近を超え、133円に乗せてくる可能性が十分にありますので、その場合はしっかり方向感を見極めて勢いに乗るのか、もしくは押したところで押し目買いで入っていくのか、その点しっかり判断していきましょう。
ドル/円の予想 まとめ
132円台に乗せたことで上値を追いやすい形状となりつつあります。したがって、132円ちょうど前後や131.80円レベルで反発したところを押し目買いで狙うか、もしくは昨日高値を更新して133円台に乗せて勢いが出ているところに乗って買うか、などが選択肢となるでしょう。
ただし、本日発表される米1月CPIに市場の関心が集まっており、結果次第で相場が上下することが予想されます。トレードする際は発表時刻の22時半になる前に、ポジションがある場合は整理もしくは見直しをしておくとよいでしょう。
ドル/円見通し動画
番組紹介
外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）が、動画でチャート分析を行います。FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。
動画配信期間：2023/2/14～
💬宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）:Twitter
https://twitter.com/gaitamesk_ueha
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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