予想外の大幅利上げの余波続く=メキシコペソ
木曜日のメキシコ中銀金融政策理事会は、市場予想を超えて0.5%の利上げを行い、政策金利を11%とした。同日朝に発表された1月の消費者物価指数の強さもあり、利上げ自体は完全に織り込まれていたが、米国同様に0.25%とする見方で市場はほぼ一致していた。
発表直後に一気にメキシコペソ買いが進むと、その後いったんもみ合いとなったが、ロンドン市場朝にドル円が130円割れを付けるなどドル売りの動きが広がる中で、1ドル=18.70割れまで。その後ユーロドルなどでのドル高が進んだことで、いったん18.80超えまで上昇したが、その後再びペソ買いとなり、18.60台で週の取引を終えている。 対円では7円00銭台を中心とした推移から、日銀の新総裁に植田共立女子大学教授との報道が出た後にいったん進んだ円買いに6円95銭割れを付けた。その後ドル円が買い戻されたことに加え、対ドルでのペソ買いもあって7円4銭台まで上昇している。
(配信:みんかぶFx 2023/2/13(月) 7:10)
市場予想を超える中銀のタカ派姿勢がクローナ買い誘う=スウェーデンクローナ
先週9日にスウェーデン国立銀行(リクスバンク・中央銀行)は市場予想通り0.5%の利上げを発表した。声明ではインフレについて過度に高く、上昇し続けてきたと、警戒感を示し、引き締め姿勢を維持。市場は今回の利上げで打ち止めになるとの見通しが一般的となっていたが、今回の声明を受けて今後数カ月の間に追加利上げとの見通しが広がる展開となり、クローナ買いが強まっている。
ユーロクローナは11.35前後での推移から一時11.06前後を付けた。対ノルウェークローネでも1ノルウェークローネ=1.03クローナ前後から1.0150クローナ割れまでクローネ安クローナ高となる場面が見られた。なお、その後ノルウェーの消費者物価指数が予想を超える上昇を見せたことで、対クローネでのクローナ買いは一服した。
ドルクローナは10.60台での推移が続いた後、リクスバンクの発表を受けて10.30クローナ前後を付けている。
対円でも12円40銭前後から12円70銭を超えるところまで一時クローナ高となった。その後は調整が入っている。
SEKJPY 12.600
(配信:みんかぶFx 2023/2/13(月) 13:08)
ノルウェー・コア消費者物価指数過去最高
10日に発表された1月のノルウェー消費者物価指数は前年比7.0%、エネルギーと税を除いたコア指数が+6.4%となった。コア指数は過去最高水準となっており、いったん利上げを休止している同国中銀が3月の会合で利上げを再開する可能性が高まったことで、ノルウェークローネ買いとなっている。
ユーロクローナは先週1ユーロ=11.15クローネ前後を付けるところから、週末にかけて値を落とし、週末には10.80クローネ近くを付けた。ドルクローネも先週10.43クローネ近くから10.10クローネ割れを付けたが、週末のクローネ買いはドル買いと相殺される形となっている。
対スウェーデンクローナでは先週後半に1.0140前後まで下げる場面が見られたが、ノルウェー消費者物価指数を受けて1.0320近くまで上昇。
対円ではドル円の上昇もあり、12円65銭割れから13円に迫っている。
NOKJPY 12.973
(配信:みんかぶFx 2023/2/13(月) 12:59)
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