読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ドル/円:短期トレンドが“ドル強気”に変化。ドルの押し目買い方針に転換。



 

ドル/円:短期トレンドが“ドル強気”に変化。ドルの押し目買い方針に転換。

直近の日足は高値引けの大陽線で終え、この足が、130.50-60の日足の上値抵抗を実体ベースで上抜けて終えており、短期トレンドが“ドル強気”に変化している。また昨年10月に付けた151.95を基点として上値を切り下げて来た流れからも上抜けた位置で終えており、押し目買いが進めやすくなっている。127~128円台の足元も固まった感があり、短期戦略をドルの押し目買い方針に転換としたい。但し、短時間の値動きを見ると、128.40から131.20まで押し目の無いまま急伸しており、129~130円台の抵抗を素通りしていることや、ドル円の短時間での一相場(180銭から220銭の傾向)の領域を超えている。週初のうちに調整下げがみられる可能も高いので、ドル買いは飛びつかず押し目を待ってみても良さそうだ。短期トレンドは129円割れで“ニュートラル”な状態に戻すが128円を割り込んで終えない限り、“ドル弱気”に変化しない。日足の上値抵抗は131.50-60,131.90-00,132.40-50,133.10-20に、下値抵抗は130.50-60,129.90-00,129.00-10,128.40-50にある。21日移動平均線は129.96に位置しており、下値抵抗として働いた状態だが、120日、200日線は139.10と136.79に位置しており、中期トレンドはまだ弱い状態にあることを示唆している。 一方週足は、3週連続陽線引けとなった。直近の陽線の下ヒゲが長く、下値トライに失敗した形となったことや、前週の上ヒゲ部分に実体を置いており、弱い部分が補強された形となったこと、昨年10月に付けた151.95を基点として上値を切り下げて来た流れから僅かに上抜けた位置で終えており、上値余地が拡がる可能性が点灯している。“ダマシ”となる可能性を残しているが、今週末の終値が130.60超えを維持して越週すれば、1月に付けた127.23で底打ち確認の可能性が高くなり、135円方向への上値トライの流れに入る可能性が高くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は132.00-10,133.40-50,134.60-70に、下値抵抗は130.50-60,129.90-00,129.00-10にある。31週移動平均線は137.96にあり上値を抑え込んでいるが、62週線は129.94に位置しており、下値抵抗として働いた状態にある。但し、129円割れで越週した場合は今週の陽線が“ダマシ”に終わった可能性が高くなる。 月足を見ると、1月足は実体が小さく上下にヒゲのある陰線引けとなった。上下の攻めに失敗して月初の寄り付き水準に戻した形となったが、上値を切り下げる流れには変化が認められず、下値リスクがより高い状態に変わりない。一方で、127~128円台の中期的な下値抵抗にも跳ね返されており、底打ち、反転の可能性に繋げている。但し、128円を割り込んで越月した場合は、次の月足の下値抵抗ポイントである123~124円台をトライする動きが強まり易くなる。このレベルは長期的な下値抵抗ポイントであり、簡単には下抜けそうもない。2月足の上値抵抗は133.00~133.50,135.50~136.00,138.00~138.50に、下値抵抗は129.50~130.00,128.00~128.50,123.50~124.00にある。130.50超えの越月で下値リスクがやや後退、133.50超えで越月すれば下値リスクがさらに後退して一段のドル上昇に繋がり易くなる。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は119.05と114.11に位置しており、長期トレンド“ドル強気”の流れを変えていない。 今週の戦略は、ドル買いは130.50-60の押し目待ち。下値余地を129.90-00まで見ておく必要がある。損切りは129.80で一旦撤退。ドル売りは今週いっぱい様子見としたい。 上値は、131.10-20,131.50-60,131.90-00,132.40-50,132.90-00,133.30-40,134.00-10,134.40-50に強い抵抗があるが、どこまでクリア出来るかトライする動きが強まろう。下値は、130.50-60に軽い抵抗が、130.10-20,129.90-00にやや強い抵抗が出来ているが、全て下抜けた場合は129.70-80,129.40-50,129.00-10にある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。129.00割れで終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して128円台の足元を固め直す動きへ。可能性が低いと見るが、128円を割り込んで終えた場合は“ドル弱気”の流れに戻して一段の下落リスクに注意が必要となる。

ドル/円【日足】期間:2022/06/02~2023/02/03(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


 
ドル/円【週足】期間:2019/12/20~2023/02/03(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)


 

ユーロ/円:上値余地を探る動き。140円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。

直近の日足は陽線引けとなり、前日の陰線の値幅を切り返している。142円超えトライに失敗して押し戻されているが、140.00-10の日足の下値抵抗にも跳ね返されており、強い下値抵抗に跳ね返された影響がより強い状態にある。142.00超えで終えれば一段の上昇に繋がり易くなるが、中期トレンドがまだ弱く145.50超えで終えるまでは上下動を繰り返す可能性が高い。また、140円を割り込んで終えた場合は、下値リスクが点灯、138円台を維持出来ずに終えた場合は“ユーロ弱気”の流れに戻して一段の下落に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は142.00-10,142.40-50,143.10-20,144.00-10に、下値抵抗は141.10-20,140.80-90,140.40-50,140.00-10にある。21日、120日、200日移動平均線は140.78、142.57,140.98で収束しおり、揉み合いから一方向へ抜け出す可能性が近いことを示唆している。短期トレンドは“やや強気”の流れだが、下値リスクにも注意する必要がありそうだ。 一方週足を見ると3週連続陽線引けとなり、上値トライの流れにあるが、昨年10月に付けた148.40を基点として上値を切り下げる流れにあることや、昨年3月に付けた124.40を基点とする中期的なサポートラインを下抜けた位置で推移しており、下値リスクを残した状態に変わりない。今週の週足ベースで見た下値抵抗が138.80-90にあるが、これを割り込んで越週した場合は、下値リスクが点灯、138円を割り込んで越週した場合は、下落幅拡大に注意が必要となる。逆に、可能性がまだ低い状態だが、145.50-60の抵抗を上抜けて越週した場合は中期トレンドが“ユーロ強気”に変化して一段の上昇に繋がり易くなる。今週週足ベースで見た上値抵抗は142.60-70,143.50-60,145.00-10に、下値抵抗は140.50-60,140.00-10,138.80-90にある。31週移動平均線は141.33に位置しており若干上抜けているが、“ダマシ”の範囲内にある。また、62週線は137.44にあり下値を支えているが、138円を割り込んで越週した場合は下落幅拡大に要警戒。 月足を見ると、1月足は実体が小さく下ヒゲのやや長い陽線引けとなり、続落を食い止めたが、昨年3月に付けた124.40を基点とする中期的なサポートラインを下抜けた位置で推移していることや、上値も切り下げる流れにあり、下値リスクがより高い状態に変わりない。下値トライに失敗した反動で、月初は上値余地を探る動きが先行しているが、上値を追い切れない可能性にも注意する必要がある。また、138.50を割り込んで越月した場合は一段の下落リスクに注意が必要となる。2月足の上値抵抗は143.50~144.00,144.50~145.00,147.00~147.50に下値抵抗は139.80~140.30,138.50~139.00,134.50~135.00にある。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は133.14と128.86にあり長期トレンドをサポート中。 今週の戦略は、ユーロ買いは141.20以下の押し目待ち。損切りは浅い場合で140.30,深い場合は下値リスクが点灯する139.90に置く必要がある。売りは今週いっぱい様子見か145.60に損切りを置くなら145.00-10の吹き値があれば売り向かい。 上値は、141.80-90に抵抗が、142.00-10,142.30-40,142.60-70,143.10-20,143.50-60,144.00-10に強い抵抗があるが、どこまでクリア出来るかトライする動きが強まろう。下値は、141.40-50に軽い抵抗が、141.10-20,140.60-70,140.40-50,140.00-10に強い抵抗があるが、140円台を維持出来ずに終えた場合は下値リスクが点灯、139.30-40,139.00-10,138.50-60,138.10-20の抵抗を全て切り崩して、138円割れで終えた場合は“ユーロ弱気”の流れに戻して135円方向への一段の下落に繋がり易くなる。  (川合 美智子) 

ユーロ/円【日足】期間:2022/07/19~2023/02/03(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

© 2023WFXA
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。