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FX「1月は首位通過、ボルサ株価指数も首位の二冠、来週は政策金利」メキシコペソ見通し

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総括

FX「1月は首位通過、ボルサ株価指数も首位の二冠、来週は政策金利」メキシコペソ見通し

予想レンジ 6.6-7.1

 (ポイント)
*昨年通貨最強のペソは1月も最強で始動。株価指数も世界最強で二冠
*ただ昨日はボルサ株価指数は2.08%低下。ブルジルのタカ派発言が影響
*4Q・GDPは前年比で3.6%増
*IMFが2023年成長見通しを上方修正
*2022年郷里送金は13.4%増
*10.5%の政策金利はトルコや南アより高い
*2月9日に政策金利決定
*国内経済は2022年に約3%拡大
*大統領はブラジル・アルゼンチン共通通貨構想に否定的
*米墨加首脳会談で「サプライチェーンの改善」「ニアショアリング」が議論された
*ニアショアリングで22年1-9月の対内直接投資は前年比29.5%増加

(1月は通貨最強、株価最強の二冠、来週は政策金利)
先週、メキシコペソは一時、豪ドルに首位を奪われたが、月末に抜き返し、1月は年初来最強となった。昨年5月からの年初来最強を、今年も続けている。ボルサ株価指数も世界最強で1月を終えた。2023年は米国景気の減速でメキシコもその影響を受けるとされているが、今の所、金融市場では大きな影響はない。ただ昨日はボルサ株価指数は2.08%低下。ブルジルのタカ派発言が影響した。

2月9日の1月消費者物価を見て、同日政策金利決定となる。予想は0.25%利上げか。据え置き予想もあり。

(4Q・GDP)
4Q・GDPは前年比で3.6%増となった。3Qの4.3%は下回ったが、予想の3.4%を上回った。2022年のメキシコ経済は期待を裏切らず期待以上のパフォーマンスを見せたと評価された。1月製造業PMIは48.9で前月の51.3から低下、企業信頼感指数は49.8で前月の49.4から改善とマチマチ、今週はさらに消費者信頼感の発表がある。
FOMCを考慮しつつ、2月9日のメキシコの政策金利決定となる。昨年12月の金融政策決定会合議事要旨によると、追加利上げを検討となっている。

(IMFが2023年成長見通しを上方修正)
 IMFは、メキシコの2023年の成長見通しを1.7%に上方修正した。昨年10月の見通しは1.2%であった。やはりニアショアリングの流れが強まっていることが影響している。既にメキシコへの直接投資は増加傾向にあるが、日本のダイキン工業や、台湾のフォックスコン(電子機器)もメキシコへの工場進出を進めていると今週報道があった。中国リスクを避け、メキシコの人口増、低労働コスト、米国、南米、および太平洋と大西洋の両方へのアクセスを提供する戦略的な地理的位置が評価されている。

(2022年郷里送金は13.4%増)
 外国からの送金額は2022年に前年比13.4%増の584億9700万ドルと過去最高を更新した。雇用環境が堅調な米国などへの出稼ぎ労働者が、新興国の低所得者層の家計を下支えしている。
 メキシコへの送金は22年に回数と平均額がともに増えた。送金平均額は390ドルだった。22年12月の送金額は前年同月比12.8%増の53億5900万ドルだった。
 ただ送金額の増加ペースは鈍化している。メキシコは21年に送金額が前年比で27%増えており、22年には伸び率が半分近くに下がった。

テクニカル分析

ボリバン上位、雲中で推移

日足、ボリバン2σ下限から雲中へ上昇。1月19日-20日の上昇ラインがサポート。1月18日-2月2日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線上向き。
 週足、ボリバン下位。ボリバン2σ下限からは反発。1月16日週-23日週の上昇ラインがサポート。11月7日週-1月16日週の下降ラインが上値抵抗。5週線が20週線を下抜いているが5週線は上向く。20週線下向き。
 月足、1月は陽線。8月-1月の上昇ラインがサポート。12月-1月の下降ラインが上値抵抗。5か月線下向く、20か月線は上向き。
 年足、連続陽線も22年は上ヒゲが長い。21年-22年の上昇ラインがサポート。14年-22年の下降ラインが上値抵抗。

VAMOS MEXICO

国営石油ペメックスに追加支援

 ロペスオブラドール大統領は、政府は国営石油会社ペメックスに追加支援を行い、年内に期限を迎える社債の支払いを確実に実行させる計画だと述べた。
ペメックスの債務は政府の支援によって期限通りに返済されており、財務省と同社経営陣が年内の支払いスケジュールを練り上げているという。
多額の負債を抱えたペメックスは、左派寄りで、自国の資源に対する権利を主張する「資源ナショナリズム」の立場を取るロペスオブラドール大統領の支持を受けて、これまでに税制面の優遇措置や資本注入などの支援を受けている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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