目次
▼ドル/円の見通し
▼ドル/円の予想 まとめ
▼ドル/円見通し動画
ドル/円の見通し
まずドル/円の60分足をご覧ください。昨日の値動きなんですが、NY市場の中で130.40円台から129.80円台まで大きく下落する場面がありました。その理由として、米第4四半期の雇用コスト指数が予想を下回る結果となったことで、ドル売りが優勢となりました。ただ、底堅さがあってそこから反発して、現在は130円を挟んだ値動きとなっています。
最近はずっと下が129円、上が131円のレンジで推移してきました。今日、ついにこのレンジをブレイクする可能性があるということで、本日注目されているのがFOMCです。タイムスケジュールは、28時に政策金利と声明文の発表、その30分後にパウエルFRB議長の記者会見があります。その内容次第では大きく動いてレンジブレイクする可能性がありますので、注目しておきましょう。
その他にも、ニューヨーク市場で注目の指標が予定されており、22時15分に1月ADP雇用統計、24時には1月ISM製造業景況指数の発表があり、これら2つも重要視されている指標ですので結果次第で大きく動く可能性もあります。FOMCに限らずですね、ニューヨーク市場はこの経済指標の発表前後は値動きに注意して取引を行っていきましょう。
ニューヨーク市場までのトレード方針としましては、基本的には130円を挟んでレンジ継続と見ています。そこで60分足に目を移しますと、まず下値はしっかり切り上げてきています。一方で上値に関しては変わらず、130円の後半が強いレジスタンスになっています。ですので、この中でどう推移していくのか見ながらですね。基本的にはレンジを想定しており、レンジ下限付近では押し目買い、レンジ上限付近では戻り売りを狙うという考え方です。
まず、今ちょうど129.90円付近をサポートに反発していますけれども、反発すれば押し目買いを狙っていくときに注目しておきたいのは、昨日の安値付近129.70円で反発するようであれば、押し目買いのポイントになるかと。あとは。129.50-60円付近も強いサポートになる可能性がありますので、そういうところで反発すれば押し目買いの候補になると見ています。
上昇した場合は、130円後半はレジスタンスになると見ていますので、そこまで上昇して反転するようならば、戻り売りを狙えるかと見ています。ただ、この方針はあくまでニューヨーク市場前までということになりますので、それまでは値動きや方向感がつかみづらい値動きが予想されます。そのレンジの中で、高値圏では戻り売りを狙う一方で安値圏では押し目買いを狙う、という考え方になります。
ドル/円の予想 まとめ
引き続き130円を挟んだレンジを予想します。ただし、本日は米FOMCがあるほか、市場の関心が高い米経済指標が複数発表されるため、NY市場ではこれらの結果をにらみながら取引を行う必要があるでしょう。
ドル/円見通し動画
番組紹介
外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、動画でチャート分析を行います。FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。
動画配信期間:2023/2/1~
💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):Twitter
https://twitter.com/gaitamesk_ueha
見通し・動画がもっと分かるようになる関連記事
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。