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ドル円相場1/23週振り返り 米FOMC控え方向感出づらい展開

 

ドル円、日銀動向や日米の指標受け乱高下

今週初めのドル円は、米FRB高官の発言などを受けてアメリカの利上げペース減速が意識される中、1ドル=129円台でスタートしました。

週明けの23日(月)、日銀が資金供給策を実施して日本の長期金利が低下し、円を売る動きが強まってドル円は一時130円台後半まで上昇しました。

24日(火)には一時129円台後半まで下落した後、同日深夜に米1月製造業・サービス業購買担当者景気指数(PMI)の予想を上回る結果を受けて131.13円前後まで急伸しましたが、直後に129円台後半まで反落するなど荒い値動きとなりました。

25日(水)から26日(木)にかけては米長期金利の低下や、カナダ中銀による利上げ一時停止の発表を受けてアメリカの利上げ停止も近いとの観測が広がったことからドル売りが強まり、26日午後には一時129円台前半まで下落しました。

26日夜に複数の米指標が発表されると好調な結果を受けてドル高に振れましたが、翌27日(金)朝に日本の消費者物価指数(CPI)が発表されると予想を上回る結果に円買いが強まり反落するなど、週後半も日米の指標を受けて乱高下しました。

来週に米FOMCを控え、今週のドル円は上値が重く大きな方向感が出づらい展開が続きました。来週は米FOMCや米国雇用統計など、重要イベントが多数予定されています。米FRBの利上げ停止やアメリカの景気後退を示す指標発表などがあればドル円が大きく下落する展開が予想され、重要イベント後の急変動に警戒が必要となりそうです。

 



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