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FX「ペソ円下落も年初来かろうじて最強維持、株価も最強の二刀流」メキシコペソ見通し


総括

FX「ペソ円下落も年初来かろうじて最強維持、株価も最強の二刀流」メキシコペソ見通し

予想レンジ 6.5-7.0

 (ポイント)
*苦戦続くも年初来最強
*次回政策金利決定会合は2月9日
*年初来ペソは最強も今週は円の猛追でペソ円は下落、メキシコの悪材料はない
*米墨加首脳会談で「サプライチェーンの改善」「ニアショアリング」が議論された
*ファンダメンタルズは強い。ペソ円下落する時は円の要因
*ニアショアリングで22年1-9月の対内直接投資は前年比29.5%増加
*インフレがピークをつけたとの見方が多い
*22年の成長率予想は3%、23年は1%台か
*10月小売売上は改善
*11月鉱工業生産は堅調
*11月の自動車生産増加
*バークレーズがペソ堅調見通し、ムーディーズは弱気
*ムーディーズは格下げ、S&Pは見通し引き上げ

(苦戦だが、年初来最強。ドル安の米国にフォローせず、ペソしっかり)
2022年は終盤、円高でペソ円は値を下げたが最強通貨で終わった。今年は円も強いが、ペソはなお強く、ここまで最強通貨だ。メキシコサイドからは悪材料はない。ペソ円が下がるとしたら日本の円高からだ。今年は昨年以上に対ドルで強い。

(メキシコの好材料)
メキシコへの海外からの直接投資の増加、安定した郷里送金、コロナ感染対策の緩和による観光客の増加、ニアショアリングでのビジネス訪問者の増加がある。メキシコは2022年には外国資本が3年ぶりに流入超となった。相対的な金利の高さが誘因している。
 国債市場には昨年、海外から735億ペソ(39億ドル)が流入した。20年、21年は515億ペソ流出していた。22年の外国人の国債保有高は1兆7100億ペソで5%近く増加。増加率は14年以降で最大となった。

(少なくとも6か月間は最高金利を維持)
 中銀は、早めにインフレ抑制に取り組んだ。政策金利は21年6月以降、6.5%引き上げられ現在過去最高の10.5%。米国債利回りを大きく上回っている。
 さて金融政策については、ヒース中銀副総裁は、依然として主要金利を少なくとももう一度引き上げる必要があると述べ、インフレが確実に収まるように、少なくとも6か月間は最高金利を維持すると述べた。消費者物価の上昇が20年ぶりの高値から鈍化しているだけで、金利を少なくともさらに0.25%ト引き上げる可能性が高いとした。中銀がいつ緩和し始めるかを判断するのは時期尚早だが、利下げは「間近に迫っているわけではない」と述べ、インフレが実際に緩和し始めたことを確認するには、ターミナルレートを高水準に維持する必要がある可能性が高いとした。

 次回政策金利決定会合は2月9日に開催される。

テクニカル分析

1月18日は長い上ヒゲ

日足、ボリバン2σ上限から反落。1月18日は長い上ヒゲ。1月3日-1月19日の上昇ラインがサポート。1月18日-19日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
 週足、今週は上ヒゲが長い。ボリバン2σ下限。12月19日週-1月2日週の上昇ラインがサポート。11月28日週-1月9日週の下降ラインが上値抵抗。5週線が20週線を下抜いている。
 月足、1月は陽線スタート。8月-12月の上昇ラインがサポート。11月-12月の下降ラインが上値抵抗。5か月線下向く、20か月線は上向き。
 年足、連続陽線も22年は上ヒゲが長い。21年-22年の上昇ラインがサポート。14年-22年の下降ラインが上値抵抗。



VAMOS MEXICO

日本企業のメキシコ投資が拡大、ニアショアリング

  英国バークレイズ銀行の調査によると、2022年のメキシコへの対内直接投資は400億ドルを超えると予想されている。そうした中、北米地域での事業拡大を見込み、メキシコへの投資を発表した日本企業が増加している。特に日本企業のメキシコ製造業投資案件は2022年後半から見られ、今後ますます増えてくると予想される。
 フジテックはエレバドーレス・EV・インターナショナル(EEVI)の発行済み株式の85%を取得した。住江織物は、メキシコ子会社のスミノエ・テキスタイル・デ・メヒコの自動車内装材向け合成皮革製造ライン新設のために、グアナファト州イラプアト市に用地を取得し、工場と倉庫機能を持つ新建屋の建設を開始したと発表した。投資総額は約30億円(JETRO)

情報提供元:FX湘南投資グループ
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