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カナダドル/円 中銀会合前のCPIに大注目 注目の高金利通貨 1月11日号

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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

カナダドル/円(4時間足)

CAD/JPY 4時間足
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

直近1週間のポイント

・年始の乱高下は一服
・カナダ12月雇用統計の好結果でも上値限定
・ドル/円下落による下値も限定

足元のカナダドル/円は小幅な値動き

3日に95.40円前後まで下落して9カ月半ぶりの安値を付けたあと、4日には98円台へと急反発するなど、年始は荒い値動きとなりましたが、その後は落ち着きを取り戻して98円台を中心に小動きとなっています。
6日にはカナダ12月雇用統計の好結果を受けて買われる場面もありましたが、米12月雇用統計を受けてドル/円が下落したため98.90円台で伸び悩みました。
翌9日には、98円台割れで下げ渋ると一時99円台に反発しましたが、やはり買いは続きませんでした。
その後10日から11日にかけては、98円台でもみ合っています。

注目ポイントは12月CPI

17日にカナダ12月消費者物価指数(CPI)が発表されます。
カナダのCPI(前年比)は2022年6月の+8.1%をピークに鈍化しています。
カナダ中銀は12月会合で「物価上昇圧力が失速している可能性を示唆する兆しが見え始めている」として「政策金利をさらに引き上げる必要があるかどうかを検討する」と表明しました。
このため、市場の一部ではカナダ中銀が1月会合で利上げ幅を25bp(0.25%ポイント)に縮小し、政策金利を4.50%へ引き上げた上で、利上げサイクルを終了させるとの見方も出ています
17日の12月CPIは、1月25日の中銀会合前としては最後の重要イベントに位置付けられています。
仮に前回の+6.8%から大幅に鈍化するようなら利上げ打ち止め観測が広がることになりそうです。
もっとも、カナダ中銀のインフレ目標は他の多くの先進国と同じく2%です。インフレ率(CPI前年比上昇率)が思ったほど鈍化しなければ、追加利上げへの思惑が再浮上する可能性もあるでしょう。

来週までのカナダドル/円の見通し

予想レンジ
96.000円~100.000円
基調
波乱含み

来週までの注目ポイント

☆1/17 カナダ12月消費者物価指数
・ 主要国株価、国際商品価格

「為替チャート|カナダドル/円(CADJPY)|60分足」はこちら

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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