ドル円一時132円台後半 乱高下続く
ドル円は年末年始に円高が進み、一時1ドル=129円台半ばまで下落しました。その後、ドルが買い戻されて本日早朝には132円台後半まで上昇するなど、年始は荒い値動きとなりました。
年末に「日銀が今月の金融政策決定会合で物価見通しの上方修正を検討している」との報道が伝わったことで、ドル円相場ではドルを売って円を買う動きが強まり、3日午後には一段と下落して7か月ぶりの安値となる1ドル=129.51円を付けました。
その後4日夜にかけては売り買いが交錯し方向感に欠ける展開となりましたが、同日深夜から本日早朝にかけて円売りドル買いの動きが強まり、本日午前6時頃には一時132.72円前後まで上昇しました。
ドル円は不安定な相場が続く 週後半の重要指標に注意
ドル円は年末から年始にかけて円高ドル安が進み、一時7ヶ月ぶりの安値となる129.51円まで下落しました。先月日銀が金融緩和策を修正し、今後もさらなる修正が行われるのではないかとの見方が広がる中、日銀が物価見通しの上方修正を検討中との報道を受けて、円を買う動きが強まりました。
その後、本日早朝には一時132円台後半まで反発するなど、年始のドル円は荒い値動きとなっています。
本日はまもなく22時過ぎに米12月ADP雇用統計が発表されます。ADP雇用統計はアメリカの大手給与計算代行業者であるADP社のデータを利用した統計で、米国雇用統計の先行指標として注目されます。さらに明日は注目度の高い米国雇用統計が発表予定となっています。
日銀の金融緩和策修正やアメリカの利上げをめぐる思惑が交錯して、ドル円は不安定な相場展開が続いており、指標発表後の急な変動に警戒が必要となりそうです。
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