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メキシコペソ相場の2022年回顧と2023年展望【知っトク!メキシコペソ】2022/12/22

どうなる2023年のメキシコペソ相場【知っトク!メキシコペソ】2022/12/22

新興国通貨であり、アメリカ経済との親和性の高いメキシコペソについて、投資に役立つ「知ってトクする」情報をまとめました。

執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

2022年のメキシコペソ相場の振り返り

MXN/JPY 週足
2022年のペソ/円相場は5.591円前後で取引が始まった。2月のロシアによるウクライナ侵攻を受けて5.376円前後まで下落したが、その後は大きく切り返した。コロナ禍からの経済復興とインフレの高進を受けて、メキシコ中銀は年内の8会合全てで利上げを行い政策金利は年始の5.50%から12月に10.50%へと引き上げられた。こうした中、ペソ/円は日墨金利差の拡大を背景に順調に上昇。10月には7.578円前後まで上伸して2015年8月以来の高値を付けた。しかし、11月に入ると流れが急変。米国のインフレに鈍化の兆しが見えたとして米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速を見越したドル売り・円買いに傾くとペソ/円でも円買いが強まった。12月に入ると早々に1ペソ=7.00円の節目を下抜け。日銀がイールドカーブ・コントロール(YCC)の上限金利を引き上げたことで一時6.586円前後までペソ安・円高に振れる場面もあった。12月22日正午時点では6.70円台で推移しており、このままなら年間の上昇率は20%弱になる見込みだ。

2023年の展望

2023年のペソ/円については不確実性が大きい。10%超に拡大した日墨の短期金利差を踏まえるとペソ/円は一定の底堅さを維持すると見られる。しかし、年明け以降はメキシコ中銀の利上げ停止が視野に入る一方、日銀の追加的な緩和縮小への期待が高まりやすいことから下落リスクも残りそうだ。他方、主要国の引き締めペースが減速することで世界景気後退を巡る懸念が和らげば、新興国通貨のペソが選好されるシナリオも描ける。2023年のペソ/円相場は、予断を持たずに世界経済の動向を見極めながら投資する姿勢が必要となりそうだ

メキシコペソ/円(MXN/JPY) 日足:6.7円前後で推移

MXN/JPY 日足

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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