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FX「小反発、観光収入増加で経常赤字が縮小」トルコリラ見通し

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総括

FX「小反発、観光収入増加で経常赤字が縮小」トルコリラ見通し

(通貨最下位、株価首位)
予想レンジ トルコリラ/円6.8-7.8

(ポイント)
*旅行収支の黒字拡大で10月経常赤字が縮小
*10月失業率は10.2%へ悪化
*11月自動車生産は増加
*11月消費者物価が低下
*11月製造業PMIは悪化
*3Q・GDPは3.9%増
*ロシアがトルコにガスの拠点構想を掲げる
*政策金利を9%へ引き下げ、一旦利下げ打ち止め
*11月消費者信頼感は改善と企業信頼感指数は悪化
*政府のリラ化政策も効果は出ていない
*株価は年初来179.56%上昇
*外交ではウクライナの穀物輸出や米露対立緩和に奔走
*IMFは利上げ勧告
*中銀は年末インフレ率、予測を65.2%に引き上げ
*大判振る舞いの住宅投資
*SCO加盟を宣言
*トルコ実業界はリラの対ドルレートを9から14の間で推移することを望む

(急落はなくなったが、反発もなく下位低迷)
 最弱通貨。持たざる国の弱み出ている。日欧のようにエネルギー問題が解決しても貿易黒字に転換できるわけではない国だ。それでもインフレを正攻法で抑制する政策をとっていればここまで通貨は弱くはならなかった。大統領は悉く正攻法をとる中銀総裁を解雇して高インフレでも金融緩和を続けた。

(10月経常赤字が縮小)
10月失業率は10.2%で9月の10.1%を上回った。
10月経常収支は3.59億ドルの赤字で9月の28.8億ドルの赤字から改善した。貿易赤字は拡大したがサービス収支が観光収入の増加で黒字を拡大した。11月自動車生産は前年比15.8%増で10月の6.7%増を上回った。

本日は10月鉱工業生産と小売売上の発表あり。
 
(EUに入り、ユーロ通貨統合に参加したギリシャとの差)
 関係が悪化している隣国ギリシャであるが、ユーロに加盟したギリシャとトルコでは経済状況に大いに差が出ている。インフレはギリシャが8%台、トルコは80%台、一人あたりGDPはギリシャが2万ドル、トルコは9500ドルだ。如何に通貨の安定が重要かがわかる。

(あくまで強気のエルドアン大統領)
 一方、エルドアン大統領は先週、「トルコの経済モデルが成果を上げれば、インフレはすぐに緩和する。輸出は、毎月記録を更新して 3,000 億ドルに近づいている。輸出、雇用、生産、経常収支黒字を通じて成長を促進するモデルで経済危機を乗り切ろうとしている」と述べた。大統領はまた、政府が講じた措置のおかげで、インフレのマイナスの影響は新年の初めから緩和し始めると述べた。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

ボリバン2σ下限から反発、中位へ近づく

 日足、ボリバン2σ下限から反発、中位へ近づく。12月9日-12日の上昇ラインがサポート。11月30日-12月12日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向く、20日線下向き。雲下。
 週足、ボリバン2σ下限から小反発。11月28日週-12月5日週の上昇ラインがサポート。11月28日週-12月5日週の下降ラインが上値抵抗だが上抜けるか。
 月足、3か月続いた上昇も11月は続かず。12月も下落スタート。21年12月-22年10月の上昇ラインを下に切る。22年10月-11月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、7年連続陰線。22年は一時寄り引き同時に近づいたが、また円に引き離される。18年-21年の下降ラインが上値抵抗。



メルハバ

トルコがウクライナの子供たちに避難所を提供し、全国の都市に数百台の発電機を配備

 ロシア軍は12月10日、イラン製のドローン(無人機)でオデーサの2つのエネルギー施設を攻撃し、約150万件の家屋が停電に見舞われた。電力供給が「非常に困難」になっているのは首都キーウとキーウ州、西部の4州、中部ドニエプロペトロフスク州。ゼレンスキー大統領は、一般市民への電力供給を復旧する作業は継続的に行われていると語った。またゼレンスキー大統領はトルコがウクライナの子供たちに避難所を提供し、全国の都市に数百台の発電機を配備してくれたことに感謝した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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