2022年11月28日
【ドル/円】：上値余地を探る動き。
ドル/円は直近の日足が陽線引けとなり、上値トライの可能性に繋げていますが、上昇エネルギーの強いものではなく、下値リスクがより高い状態に変わりありません。一方で、下値も138.50-600，138.00-10に日足の下値抵抗があり、これらを実体ベースで守っている間は下値余地も拡がり難い状態です。 短期トレンドは140.60-70の抵抗を上抜けて終えれば“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクが若干後退しますが143円台を回復して終えるまでは下値リスクを残します。また、138.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合や、137.50割れを見た場合は新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、135円方向への下落リスクが生じます。 ドル買いは138.50-60の押し目を軽く拾って138.20で浅めに撤退するか、138.00-10の押し目待ちとします。この場合の損切りは137.40で撤退です。ドル売りは139.80-90まで引きつけて。損切りは140.10で浅めに撤退するか、下値リスクが軽減される140.60に置く必要があります。
【ユーロ/円】：上値余地を探る動き。上値抵抗にも注意。
ユーロ/円は小反発。上ヒゲがやや長く、上値トライにも失敗しています。下値を切り上げる流れを維持しており、再度145円超えトライの可能性に繋げていますが、10/21に付けた148.40を基点として上値も切り下げており、揉み合いの域を抜けきれていません。値動きの収縮がみられることから今週中にも一方向へ抜け出す可能性にも注意が必要でしょう。買いは144.10-20で押し目買い。損切りは143.90で浅めに撤退です。売りは145.10-20で戻り売り。損切りは145.60で浅めに一旦撤退するか、深い場合は下値リスクが後退する146.10に置く必要があります。上値抵抗は145.10-20，145.50-60，145.80-90に、下値抵抗は144.00-10，143.50-60，142.30-40にあります。146.00超えで終えれば下値リスクが後退、147.20超えで終えれば一段の上昇へ。逆に、144.00以下で終えた場合は揉み合いを下抜けた反動で142円方向への一段の下落に繋がり易くなります。
【ユーロ/ドル】：上値抵抗を抜けきれない状態。
ユーロ/ドルは小陰線で終えています。下げエネルギーの強いものではありませんが、1.04台の上値抵抗をクリアしきれておらず、1.0440-50の抵抗を上抜けて終えるまでは、上値余地も拡がり難いでしょう。買いは1.0330-40で押し目買い。損切りは1.0290で浅めに撤退です。売りは1.0420-30で戻り売り。損切りは下値リスクが後退する1.0460で浅めに撤退です。上値抵抗は1.0400-10，1.0440-50，1.0510-20に、下値抵抗は1.0360-70，1.0330-40，1.0270-80にあります。
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