この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル円乱高下に注意、設備投資の行方は-米国10月耐久財受注
動画要旨
米国10月耐久財受注
11月23日、22時30分に米国で10月耐久財受注が発表されます。
米商務省が、耐用期間が3年以上の消費財を耐久財として、その新規受注、出荷、在庫についてまとめたものです。毎月の値が翌月下旬に発表されるため速報性が高く、注目されやすい指標ですが、その分振れ幅も大きいです。
また、航空機を除く非国防資本財の新規受注であるコア資本財は、民間企業の設備投資の先行指標として重視されるほか、コア資本財の出荷はGDP算出に用いられます。
米国10月耐久財受注を見る上でのポイントは3つ
1つ目は、9月の統計は機械、コンピューターなどのマイナスを、民間航空、自動車が穴埋めして、前月比0.4%と8月から伸びが加速しました。
2つ目は、変動が大きい輸送用機器を除くと前月比で0.5%減少しており、金融引き締めで設備投資の伸びはピークを過ぎた様子です。
3つ目は、航空機を除く非国防資本財であるコア資本財の新規受注額は0.7%減少で、民間企業の設備投資の先細りが意識されます。また、出荷部分は7-9月期GDP算出に、すでに用いられていますが、マイナスに転落したことは先行きへの不安材料です。
結果とドル/円の反応
米国10月耐久財受注
TEAMハロンズとしては、需要鈍化、借り入れコストの上昇から、企業側が設備投資に慎重との思いから、③をメインシナリオと考えています。
ただ、航空機大手ボーイングの10月の航空機受注は122機と9月の96機から増加しているため、ヘッドラインは強めに出そうで、強弱まちまちの結果にドル円の方向性は見定めづらいかもしれません。
また、10月は予想を上回った7-9月期GDPと発表時刻が重なった分、値幅が広がった経緯があり、過度に値動きを期待するのも危険でしょう。
※この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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