執筆日時:2022年11月07日12時30分
執筆者 :株式会社外為どっとコム総合研究所 小野 直人
※チャート:ドル/円-15分足 外為どっとコム「ネオチャート」
米12月0.75%利上げ織り込むには時期尚早、米ドル/円失速も米雇用は底堅い-米雇用統計のふりかえり
11月4日に発表された、米国の10月非農業部門雇用者数(NFP)は26.1万人増と、市場予想の20.0万人増を上回りました。また、失業率は3.5%から3.7%へ悪化し、時間給は前月比で0.4%と9月の0.3%から増加するなど内容はまちまちでした。内訳を見ると、建設業が減速した一方で、ヘルスケア、小売業、運輸倉庫がヘッドラインの数字押し上げに貢献しました。今回の結果を受けて、市場では底堅い数字と受け止めつつも、とりわけ12月0.75%利上げを織り込まなければいけないほど強い数字でもないとの見方が優勢のようです。
結果を受けた米ドル/円は、瞬間148.178円まで上昇したものの、米長期金利が頭打ち傾向を示すと、NY終盤には146.549円まで低下しました。米国株式市場では、ダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発し、前日比401.97ドル高い32403.22ドルで引けました。
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米雇用統計の予想と戦略(先行記事へのリンク)
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