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「カナダドル/円、12月の利上げ幅を占う上で10月雇用統計に注目」注目の高金利通貨 11月2日号

 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

カナダドル/円(4時間足)

CAD/JPY 4時間足
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

直近1週間のポイント

・カナダ中銀が利上げ減速
・カナダ中銀総裁「引き締め局面の終わりが近いがまだ到達していない」
・カナダ中銀総裁「一段の利上げがなお必要」
・米10月ISM景況指数を受けてドル高・カナダドル安

足元のカナダ/円は利上げ減速による下げを埋める展開

カナダ中銀(BOC)が26日に政策金利の引き上げ幅を50bp(0.50%ポイント)に減速させると、翌27日には107.09円前後まで下落。
マックレム総裁が会合後の会見で「金融引き締め局面の終わりに近づきつつある」と述べたことも重しとなりました。
しかし総裁は「しかしまだ(引き締め局面の)終わりに到達していない」とも発言。
1日の議会証言では、高止まりするインフレに対応するため一段の利上げがなお必要との考えを示しました。
カナダドル/円はこの日、109.30円前後まで反発して政策金利発表前の水準を回復。
しかし、米経済指標の好結果を受けてドルが買われたため、相対的にカナダドルが弱含んだ結果、108円台へと押し戻されました。

注目ポイントはカナダ10月雇用統計

4日にカナダ10月雇用統計が発表されます。
この雇用統計の結果が、12月の利上げ幅を巡る市場の観測を左右しそうです。
市場では、12月7日の利上げ幅について25bpか50bpかで見方が分かれています。
雇用統計が予想を下回る弱い結果となれば、利上げ幅は25bpに縮小されるとの思惑が強まる可能性があります。
反対に予想を上回れば50bp利上げ継続の見方に傾くでしょう。
ただ、同日の同時刻に米国でも10月雇用統計が発表される点には注意が必要です。
雇用統計を受けて米国が75bp利上げを継続するとの観測が高まれば、カナダドルはドルに対して下落するでしょう。
ドル/円の動きにもよりますが、カナダドル/円にも下落圧力が及ぶ可能性もあります。
いずれにしてもカナダと米国、両方の10月雇用統計に注目です。

来週までのカナダドル/円の見通し

予想レンジ
106.500~110.250円
基調
方向感模索

来週までの注目ポイント

☆11/4 加10月雇用統計
・11/4 米10月雇用統計
・主要国株価、国際商品価格

「為替チャート|カナダドル/円(CADJPY)|60分足」はこちら

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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