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FX「9月消費者物価で追加利上げを占う。停電とストが経済活動を阻害」南アランド見通し

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総括

FX「9月消費者物価で追加利上げを占う。停電とストが経済活動を阻害」南アランド見通し

「通貨6位、株価7位」
「予想レンジ 南アランド7.8-8.3」

(ポイント)
*今週は消費者物価に注目
*8円台を維持
*IMFが成長見通し引き下げ
*最近の経済指標はマチマチ
*停電とストが経済活動を阻害
*女性候補も、12月のANC党首選
*8月貿易黒字が大幅縮小
*南アへの直接投資と証券投資が減少
*政策金利は0.75%引き上げ
*2Q経常収支は8期ぶりの赤字
*2Q・GDPは減速
*石炭が見直され輸出商品へ
*ロシア産原油の輸入を計画している

(8円台を維持)
12通貨中6位で依然、8円台を維持している。年初来で対ドルで15.2%安、対円で12.19%高だ

(IMFが成長見通し引き下げ)
IMFは南アの成長予測を引き下げた。今年の経済成長率は2.1%にとどまると予想。来年は以前の1.4%から1.1%成長へ下方修正した。サービス部門が経済を下支えした一方、農業や工業部門が縮小した。また、相次ぐ停電やクワズル・ナタール州での大規模な洪水が足かせとなった

(最近の経済指標)
9月企業信頼感指数は110.9で8月の105.6を上回った。ただ8月の製造業生産は前年比1.4%増で7月の3.9%増を下回った。金の生産も前年比17.4%減で7月の19.1%減に続いた。

(今週は消費者物価)
 今週は9月消費者物価の発表があり予想は前年比7.4%上昇で8月の7.6%から低下する。タカ派の中銀総裁を方針を変える数字が出るかどうか。また8月小売売上の発表もある。

(停電とストが経済活動を阻害)
 さて経済活動を阻害しているのは停電だが、ストも同様だ。現在は公務員ストや港湾・鉄道のストが行われてる。南アの港湾都市における大規模ストが欧州の石炭先物価格に波及している。輸出減への懸念から、欧州の石炭先物は一時急伸した。ストライキの激化が報じられた12日に前日比5%強上昇した。欧州における南ア産一般炭のシェアはロシアのウクライナ侵攻前で1割弱。欧州が輸入の中心としていたロシア産が禁輸され、欧州の石炭需給の逼迫が意識されている。主要港湾があるダーバンで貨物鉄道の労働者が賃上げを求めてストライキを開始した。ダーバンは欧州向けの一般炭の輸出拠点。報道によると、南アの一般炭で最大の輸出業者のトゥンゲラ・リソーシズは、ストライキが2週間続くと輸出生産量が30万トン減るとしている。南アは欧州のエネルギー不足に対応するために石炭輸出を増やしている。この結果、国内で電力不足に陥り、インフレも深刻化している。ストライキの背景にはこうした経済の混乱があるとみられる。

テクニカル分析(ランド/円)

8円維持

日足、ボリバン2σ下限から一時雲中まで戻す。ボリバン上位。10月13日-14日の上昇ラインがサポート。10月5日-14日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き、20日線横ばい。
週足、小反発。先週は雲中から上昇、陽線となるもまだボリバン下位。8月1日週-10月10日週の上昇ラインがサポート。9月12週-10月10日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線下向き。
月足、6月の長い上ヒゲでの下押し圧力。9月も長い上ヒゲを残した。10月は陽線スタート。6月-9月の下降ラインが上値抵抗。8月-9月の上昇ラインがサポート。
年足、21年はかろうじて陽線。22年もここまで陽線。18年-21年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。



喜望峰

林外相 南ア外相と会談 ウクライナ情勢早期解決で連携

 林外務大臣は、来日中の南アのパンドール国際関係・協力相と会談し、ウクライナ情勢が食料やエネルギーの危機につながる懸念があるとして、早期解決に向けて連携することで一致した。
 この中で林大臣は、ロシアによるウクライナへの大規模なミサイル攻撃などについて「国際法に違反する行為であり決して認められない」と述べた。
 これに対し、パンドール氏は「ウクライナ情勢がアフリカの食料危機やエネルギー危機につながらないよう協力することが重要だ」と述べ、両外相は早期解決に向けて連携することで一致した。


情報提供元:FX湘南投資グループ
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