執筆日時:2022年10月11日13時00分
執筆者 :株式会社外為どっとコム総合研究所 小野 直人
※チャート:ドル/円-15分足 外為どっとコム「ネオチャート」
米雇用統計のふりかえり
10月7日、米労働省が発表した9月の非農業部門雇用者数(NFP)は市場予想の26.0万人増に対して26.3万人増と予想を上回る結果に。失業率は 3.5%と市場コンセンサスの3.7%から大きく低下し、平均時給は前月比0.3 %増となりました。市場では、労働需要の鈍化は示唆されていますが、雇用主の多くはまだ人材不足を補うため堅調なペースで採用を続けている様子を示しました。また、賃金の上昇が個人消費を支えている様子も明らかとなり、 FRBの積極的な利上げ姿勢を肯定する材料との見方が優勢でした。
結果を受けた米ドル/円は、米10年債利回りが続伸する中で145.440円まで上昇幅を広げました。一方で、株式市場は失速。ダウ工業株30種平均は630.15 ドル安い、29296.79ドルで引けました。
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米雇用統計の予想と戦略(先行記事へのリンク)
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