執筆日時:2022年08月08日13時00分
執筆者 :株式会社外為どっとコム総合研究所 小野 直人
※チャート:ドル/円-15分足 外為どっとコム「ネオチャート」
米雇用統計のふりかえり
8月5日、米労働省が発表した7月の非農業部門雇用者数(NFP)は52.8万人増と市場予想の25.0万人増の2倍超となり、米国の景気後退不安が和らぎました。また、同失業率は3.5%と前月(3.6%)から低下し、平均時給は前月比+0.5%(6月は+0.4%)へ加速しました。幅広い業種で雇用が増加し、改めて労働需給のひっ迫が長期化する可能性が示され、短期金利市場では9月の0.75%利上げを7割弱まで織り込みました。もっとも、フルタイム労働者が減少しているほか、他の雇用指標を踏まえるとかなりでき過ぎと言える雰囲気はあり、個人的には今回の結果に少し懐疑的なところもあります。
米ドル/円は、米長期金利の上昇とともに135.482円まで、発表直前のレベルから2円超急騰しました。かたや株式市場はまちまち。好調な雇用市場と積極的な金融引き締め観測が交錯し、方向性は明確になりませんでした。ダウ工業株30種平均は前日比76.65ドル高い32,803.47ドルで取引を終えました。
関連記事
米雇用統計の予想と戦略(先行記事へのリンク)
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。