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FX「今週は消費者物価。インフレターゲット上限超えるか」南アランド見通し

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総括

FX「今週は消費者物価。インフレターゲット上限超えるか」南アランド見通し

通貨3位、株価8位
予想レンジ 南アランド円 8.2-8.7                                            

(ポイント)
*今週の注目は5月消費者物価
*南アのファンダメンタルズは変わらないが、円の要因でランド円は乱高下した
*通貨番付ではドルに抜かれ3位となった
*6月23日にBRICS首脳会議あり
*ロシア産原油の輸入を計画している
*貿易・経常収支は黒字が継続
*1QのGDPは予想より強い
*5月製造業PMI改善
*ラマポーザ大統領が刑事訴訟された
*南ア前政権下で汚職、グプタ兄弟をUAEで逮捕
*政策金利を予想通り0.5%引き上げ、4.75%へ
*計画停電は続く
*上海経済再開もランドを支えた
*失業率は35%と高い
*アフリカ開銀はアフリカ大陸でのスタグフレーションを示唆

(年初来通貨番付ではドルに抜かれ2位から3位へ下落) 
6月6日週の長い上ヒゲが効いてランド円は8.2を割るまで下落したが、先週後半、日銀の金融緩和政策維持で反発した。円安によるものであり、対ドルでは下落した。日足ではかろうじて雲の中に入らなかった。年初来通貨番付ではドルに抜かれ2位から3位へ下落した。

(南アのファンダメンタルズは変らず)
最近のランド円相場は円相場に振られた感じであり、南アのファンダメンタルズは変わっていない。貿易・経常黒字は維持、1Q・GDPは予想より強かった。4月小売売上は前月比0.2%減少、4月企業信頼感は3月の95.6から93.7へ低下した。貿易量の減少や金融コストの上昇、停電などが響いた。

(今週の注目は5月消費者物価)
今週は5月消費者物価の発表がある。予想は6.0%。インフレターゲットは3-6%で現在は5.9%と上限にある。タカ派の中銀ゆえ、6%を超えると追加利上げ観測が強まる。既に7月21日の政策金利予想は0.5%引き上げ5.25%の予想だ。

(資源相、安価なロシア産原油輸入を検討すべきと主張)
マンタシェ鉱物資源・エネルギー相は、燃料価格の上昇を抑えるためロシアから原油を輸入することを検討すべきとの考えを示した。同相は燃料価格を巡る議会の審議で、「原油は制裁対象ではないからロシアから低価格で輸入することを検討すべき」と述べた。
米国と欧州連合(EU)はロシアからの原油輸入を制裁対象にすると発表。ロシア産の原油価格は下落した。しかし、他の国が輸入を禁じられてはおらず、南アとともに新興5カ国「BRICS」を構成する中国とインドは安価なロシア産原油を買い上げている。
南アは、旧ソ連から反アパルトヘイト支援を受けた歴史的経緯からロシアと緊密な関係にある。

(BRICS首脳会議開催)
6月23日にブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議がオンライン方式で開催される。米国主導の国際秩序に対抗する姿勢をアピールするとみられる。

テクニカル分析(ランド/円)

ボリバン2σ上限から急落も中位で留まる

日足、ボリバン2σ上限から下落も中位で留まる。6月16日-17日の上昇ラインがサポート。6月16日-17日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き、20日線上向き。
週足、6月6日週の長い上ヒゲで下押すも先週後半は戻してきて下ヒゲを残す。5月16日週-6月13日週の上昇ラインがサポート。6月6日週-13日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線上向き。
月足、6月は上昇スタートも3月、4月同様に上ヒゲが長い。3月-5月の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限。
年足、21年はかろうじて陽線。22年も陽線スタート。18年-21年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。



喜望峰

第1回、日・南アビジネス委員会開催

 在南アフリカ共和国日本大使館で6月6日、ビジネス環境改善を目的とした第1回「日・南アビジネス委員会」が開催された。パテル貿易産業競争相は冒頭あいさつで、アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)で約88%の品目を非関税措置とする合意について触れ、これが日本企業のアフリカ域内貿易の追い風となるとした。その上で、経済特区などに日本企業を誘致したい、と述べた。また、トヨタ、日産、いすゞといった日系サプライヤーが進める自動車産業人材の育成、鉄道車両生産および輸出、鉱山機材の国産化、電気自動車(EV)や燃料電池など、多岐にわたる分野での日本企業との連携強化に意欲を示した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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