2022年6月16日
【ドル/円】:上値の重い展開。
ドル/円は直近の日足が陰線引けとなり、前日の上げ幅を失っています。単体では下値リスクがやや高いものであることや、下値を急角度で切り上げて来た流れから直近の陰線が外れ始めており、135円台に実体を戻すまでは上値余地も拡がり難くなっていますが、133.50-60の下値抵抗には跳ね返されており、短期トレンドは強い状態を保っています。 ドルの押し目買い方針継続とします。 但し、133.00-10の抵抗を下抜けて終えるか、値動きの中で132.70-80の抵抗を下抜けた場合は短期トレンドが変化して130~131円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。この場合でも129円を割り込んで終えない限り、調整下げの範囲内となります。逆に135円台に実体を戻して引けた場合は、強気の流れに戻して一段のドル上昇に繋がり易くなります。 ドル買いは133.80-90で押し目買い。損切りは133.40で一旦撤退です。売りは様子見か135.30に損切りを置くなら134.80-90まで引きつけて軽く売り向かい。 日足の上値抵抗は134.60~134.80,135.00-10,135.50-60に、下値抵抗は133.80-90,133.50-60,133.00-10にあります。
【ユーロ/円】:戻り売り方針継続。
ユーロ/円は陰線引けとなり前日の上げ幅を失っています。141.40-50の上値抵抗にぶつかっており、下値リスクがより高い状態ですが、週足の下値抵抗が140.00-10に、日足の抵抗が139.10-20にあり、139円割れで終えない限り、突っ込み売りにも注意が必要です。買いは様子見か、138.90に損切りを置くなら139.50-60で軽く試し買い程度に。売りは141.10-20まで引きつけて。損切りは“ニュートラル”な状態に戻す141.60で撤退です。上値抵抗は140.50-60,141.10-20に、下値抵抗は139.80-90,139.50-60,139.10-20にあります。139円割れで終えた場合は137.50~138.00ゾーンの足元を固め直す動きへ。
【ユーロ/ドル】:戻り売り方針継続。強い下値抵抗に注意。
ユーロ/ドルは昨日の東京市場(9:00am)で前日足から上寄りのスタートとなりましたが、上下の抵抗を攻めきれずに寄せ線で終えています。上値トライに失敗しており、短期トレンドは弱いままですが、一方で長期的な下値抵抗にも跳ね返されており、突っ込み売りにも注意が必要です。買いは様子見か、1.0360-70で押し目買い。損切りは1.0320で撤退です。売りは1.0480-90で戻り売り。損切りは1.0530で一旦撤退です。上値抵抗は1.0480-90,1.0510-20,1.0570-80に、下値抵抗は1.0390-00,1.0360-70,1.0300-10にあります。短期トレンドは1.06台を回復して引けない限り変化しません。また、1.0300を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。