ドル全面高基調の中で、中南米通貨売り
先週末の米消費者物価指数（ＣＰＩ）の結果を受けた米ＦＲＢの積極的な利上げ期待がドル全面高を誘う中、中南米通貨は対ドルで売りが出た。米株の大幅安を受けたリスク警戒の動きも中南米通貨売りに寄与。また、北京のバーでのクラスター発生を受けたロックダウン懸念が資源国通貨売りにつながった面も。
対中鉄鉱石輸出への警戒感からブラジルレアルの売りが優勢に。同国ボベスパ指数の下げなども見られた。
メキシコペソも、中南米通貨全般の売り基調の中で値を落とした。また、先週末にメキシコ中銀副総裁が次回会合での0.75％ポイント利上げを示唆したことも、メキシコ経済への警戒感につながり、メキシコ主要株価の下げからのメキシコペソ売りに寄与。ドルペソは東京市場朝の１ドル＝２０．００ペソ割れの水準から、中南米朝に２０．４０超え。一旦２０．２７前後まで調整も、その後２０．５０前後までドル高ペソ安が進んだ。
対円では円買いの動きもあり、大きく値を落とす展開に。東京朝の１ペソ＝８円７３銭台からドル円が１３３円６０銭割れを付けた中南米午前の時間帯に８円５３銭台まで。その後少し戻すも、ドル円と違い、ペソ売りが出ている分戻りが鈍く朝は８円５６銭台推移。
MXNJPY 8.568（配信：みんかぶFx 2022/06/14 (火) 07:27）
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