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ドル/円:“ドル強気”。131.50-60をクリアすれば一段のドル上昇へ。


ドル/円:“ドル強気”。131.50-60をクリアすれば一段のドル上昇へ。

直近の日足は高値圏で引ける陽線となった。130.80-90の日足の上値抵抗を終値ベースでは上抜け切れていないが、下値を急角度で切り上げており、“ドル強気”の流れに戻した可能性が生じている。130.90超えで終えれば“ドル強気”の流れが確定、131.50-60の抵抗をクリアした場合は、新たな上昇エネルギーを得て一段のドル上昇へ。逆に129.40以下で終えた場合は、上抜けが“ダマシ”となった可能性が点灯する。可能性はまだ低いと見るが、128.50割れを見た場合は“ニュートラル”な状態に変化、127円割れで終えた場合は“ドル弱気”に変化して一段のドル下落に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は130.90-00,131.50-60,132.50-60,133.10-20に、下値抵抗は130.10-20,129.40-50,128.50-60にある。21日移動平均線は128.79に位置しており、これをしっかり上抜けて短期トレンドはドル強気の流れに戻している。また、120日、200日移動平均線も120.59と117.37にあり、中期トレンドも“ドル強気”の流れを変えていない。 一方直近の週足は、大陽線の出現となり、前の3手陰線の値幅を一気に切り返している。130.80-90の抵抗を終値ベースで上抜け切れていないが、週足の形状が改善しており、“ドル強気”の流れに戻した可能性が高くなっている。値動きの中で128.50割れを見た場合は下値リスクが点灯するが、この場合でも日足が127円割れで終えるか、週足が127.20以下で越週しない限り、“ドル弱気”に変化しない。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、131.30-40,132.50-60,133.50-60に、下値抵抗は130.00-10,129.40-50,128.60-70にある。31週、62週移動平均線は119.17と114.74に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れにある。 月足を見ると、5月足は実体の小さい陰線引けとなり、上昇一服となったが、下ヒゲがやや長く下値トライにも失敗して越月しており、調整下げが一巡した可能性が高い形となっている。下値トライに失敗した反動で6月は月初から上値トライの動きが強まっているが、131.50-60の抵抗をクリアした場合は一段のドル上昇に繋がり易くなる。逆に、128.50以下で越月した場合は、続落の可能性が高くなるが、この場合でも124.00~124.50に月足の下値抵抗があり、これを割り込まない可能性も高いと見ている。6月足の上値抵抗は130.00~130.50(下値抵抗として働く可能性あり),133.00~133.50,135.00~135.50に、下値抵抗は128.00~128.50,126.00~126.50,124.00~124.50にある。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は111.32と110.79に位置しており、長期トレンドは“ドル強気”の流れに変化ない。 今週の戦略は、ドル買いは130.10-20で押し目買い。急落した場合の下値余地を129.40近辺まで見ておく必要がある。損切りは129.20で撤退。ドル売りは今週いっぱい様子見か、131.60に浅い損切りを置くなら131.30-40まで引き付けて軽く試し売り程度に。 上値は、130.90-00,131.30-40,131.50-60にやや強い抵抗があるが、全てクリアした場合は新たな上昇エネルギーを得て一段のドル上昇へ。上値抵抗は132.10-20,132.50-60,132.80-90,133.10-20,133.60-70にある。下値は、130.40-50に軽い抵抗が、130.10-20,129.70-80にやや強い抵抗が出来ており下値余地が限られる展開が予想されるが、129.40-50の抵抗を下抜けて終えた場合は日足の形状が若干悪化して上値余地が限られ易くなる。さらに128.50-60の抵抗を下抜けた場合は短期トレンドが“ニュートラル”な状態に変化、可能性が低いと見るが127円割れで終えた場合は“ドル弱気”に変化して一段のドル下落に繋がり易くなる。

ドル/円【日足】期間:2021/09/30~2022/06/03(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2019/04/19~2022/06/03(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:“ユーロ強気”の流れ。一段のユーロ上昇へ。

日足は5手連続陽線引けとなり下値を急角度で切り上げている。5/30の日足が137円超えを見て新たな上昇トレンド入りとなったが、直近の日足が140円台に実体を置く陽線となり、上値余地がさらに拡がる可能性が点灯している。この陽線が単体では上昇余力の強いものではないことから、140円台をキープ出来ずに小反落する可能性があるが、短期トレンドが強い状態を維持しているので、深い押しに繋がり難いと見られる。短期トレンドは138円割れで“ニュートラル”な状態に戻すが、135円割れで終えない限り、“ユーロ弱気”に変化しない。日足の上値抵抗は141.00-10,142.10-20,143.40-50,144.90-00に、下値抵抗は139.60-70,138.70-80,138.10-20にある。21日移動平均線は136.59に、120日、200日線は132.76と131.64に位置しており、短・中期トレンドは“ユーロ強気”の流れにある。 一方直近の週足は、高値圏で引ける大陽線の出現となり、この足が139.00-10にあった週足の上値抵抗をしっかり上抜けて越週しており、新たな上昇トレンド形成の流れに入った可能性が生じている。この大陽線で既にかなりの上昇エネルギーを吐き出した状態となったことや、141.00-10に日足、週足の上値抵抗が控えており、これを上抜け切れずに上昇一服となる可能性もあるが、トレンドが非常に強い状態を保っていることから、一段の上昇に繋がる可能性も高く、押し目を丁寧に拾う戦略で臨みたい。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、141.00-10,142.50-60,144.90-00に、下値抵抗は139.00-10,138.20-30にある。可能性は低いと見るが、136円割れで越週した場合は、短期トレンドの変化に要注意。31週、62週移動平均線は131.98と131.43にあり、中期トレンドをサポートしている。 月足を見ると、5月足は陽線で越月し、3ヵ月連続して陽線引けとなった。この足が、4月足とは逆に下ヒゲが長く、下値トライに失敗した形で終えており、この反動で6月は上値トライの動きが強まっている。4~5月は上下に振れる展開となったことが月足の形状から認められるが、下値を切り上げる流れを維持していることや、136~137円台にあった強い上値抵抗をクリアしており、一段の上昇に繋がる可能性が高いと見られる。このラリーでのターゲットは145円前後か。但し、138円を割り込んで越月した場合は、上値トライに失敗した反動で下値リスクが点灯する。この場合でも中期トレンドがまだ強く、130円を割り込んで越月しない限り、下値余地も拡がり難い。6月足の上値抵抗は143.50~144.00,144.50~145.00、147.30~147.80に、下値抵抗は138.00~138.50,136.50~137.00,134.00~134.50にある。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は127.62と127.49に位置しており、長期トレンドも“ユーロ強気”の流れにある。 今週の戦略は、ユーロ買いは139.60-70で押し目買い。下値余地を139.00近辺まで見ておく必要がある。損切りは128.80で一旦撤退。売りは今週いっぱい様子見としたい。 上値は140.30-40に軽い抵抗が、141.00-10に強い抵抗が控えているが、しっかり上抜けて終えた場合は141.70-80,142.10-20,142.50-60,143.10-20,143.60-70にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。144.90-00近辺には長期的な上値抵抗があり、このレベルは簡単には上抜けそうもない。下値は139.60-70に軽い抵抗が、139.10-20に強い抵抗があり、下値余地が限られる展開が予想されるが、138.80-90,138.50-60,138.00-10の抵抗を全て切り崩して終えた場合は、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクがやや高くなる。さらに136円割れで越週するか、135円を割り込んで終えた場合は、短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して130円方向への下落幅拡大に繋がり易くなる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2021/11/16~2022/06/03(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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