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FX「円に抜かれ再び最下位へ、対ドルは望まない15台乗せ、好材料なし」トルコリラ見通し

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総括

FX「円に抜かれ再び最下位へ、対ドルは望まない15台乗せ、好材料なし」トルコリラ見通し

(通貨最下位、株価首位) 
予想レンジ トルコリラ/円 8.0-9.0

(ポイント)
*円に抜かれ再び通貨最弱へ
*対ドルでは15のせ
*好材料はない
*リラ特別預金の増加が支え
*観光収入は増えるも貿易・経常赤字は続く
*コロナ感染者数は2千人程度に急減
*4月消費者物価は70%近く
*EU加盟の望みは捨てず
*ウクライナ危機でも株価は絶好調で32%高
*IMF成長見通し下方修正
*預金準備率を引き下げ経済を活性化する狙い
*S&Pは格下げを実施
*非居住者にも特別リラ預金制度適用
*トルコはロシアに経済制裁を課していない
*エルドアン政権が与党に有利な選挙制度改革を計画している
*主要食品の付加価値税を1%に引き下げ
*トルコ実業界はリラの対ドルレートを9から14の間で推移することを望む

(再び最弱通貨へ) 
 トルコ経済界が望む対ドル9-14のレンジを上抜け15台へのせた。
 最弱通貨を円と争うようになっていたが再び最下位へ下落。好材料は殆どない。リラ特別預金が着実に増加、1Qの観光収入が伸びた事、ウクライナ紛争解決のために奔走していること、ロシアへの経済制裁に加わらず物流は滞っていないことなどがある。一時10万人に近づいたコロナ感染者数は2千人程度に急減している。
 ただリラを上伸させるには不十分だ。

(肝心の貿易・経常需給は赤字のまま)
 為替需給に重要な貿易・経常収支の赤字は続いているので長期的な相場安定はまだ望めないだろう。外貨準備高も4月29日付けで654億ドルで前週の661億ドルから減少している。3月貿易赤字は81.7億ドルとなった。

(外交不安)
外交関係も再び不穏な動きが続いている。トルコの人権問題もあり、米国から購入できないミサイルシステムをトルコの属するNATOの敵対国のロシアから購入しようとしているので欧米からの反発はある。ギリシャとの国境付近での緊張も収まらない。人権派のトルコ人実業家に終身刑を課したことも欧米との外交問題となりそうだ。

(4月消費者物価は70%近くになり国民の不満が高まっている)
4月の消費者物価(CPI)は前年同月比で69.97%と、2002年2月以来約20年ぶりの高い伸びを記録した。昨年の通貨危機をきっかけに始まったインフレが、ロシアのウクライナ侵攻の影響による食品とエネルギーの価格上昇加速で一段と高まった。物価高騰でトルコ国民の家計は非常に窮迫しており、来年6月に予定される大統領・議会選で長らく続いたエルドアン大統領の統治時代に幕が下りる可能性も出てきた。実際、世論調査でエルドアン氏の支持率は低下が止まらない。

(リラ特別預金は着実に増加)
 リラを海外へ流出させないための為替差損ヘッジ付きリラ預金や輸出業者の代わり金をリラに強制転換させる政策もリラ相場安定に効果があったようだ。

(今週)
今週は、失業率、鉱工業生産、小売売上の発表がある。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

伸び悩みボリバン中位割る

 日足、雲の上に出るも頭が重い。ボリバン2σ上限の8.843をつけて反落。4月27日-5月9日の上昇ラインがサポートだが下抜きそうだ。5月6日-9日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。20日線上向き。
 週足、8週連続陽線。3月21日週-5月2日週の上昇ラインがサポート。21年11月15日週-12月20日週の下降ラインが上値抵抗。ボリバン中位。
 月足、4月は陽線となった。21年12月-22年4月の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ下限。21年9月-10月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、7年連続陰線。22年は寄り引き同時に近づいてきた。18年-21年の下降ラインが上値抵抗。



メルハバ

トルコのEU加盟はEUの将来のために必要

 エルドアン大統領は、EUに対しトルコの完全な加盟は欧州全体の将来の要件であると述べた。「双方の利益のために、利害の対立ではなく、相違点や私たちが支援してきた基本的な価値観ではなく、共通の分母に焦点を当て、すべての分野でトルコとEUの関係を強化することがますます重要になっている」と発言した。
「創設の原則から離れ、近年加盟国の短期政策の影響下にあるEUが、ウクライナでの戦争で自らの物語を書く時が来た」とエルドアンは付け加えた。
「ウクライナでの戦争の影響は、トルコが多くの分野、特に安全保障、移住、サプライチェーン、エネルギーにおいてEUにとって戦略的に重要であることを再確認した」とエルドアンは続けた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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