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FX「通貨最強へ躍進。利上げ観測、郷里送金増加継続」メキシコペソ見通し

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総括

FX「通貨最強へ躍進。利上げ観測、郷里送金増加継続」メキシコペソ見通し

予想レンジ 6.2-6.7

(ポイント)
*年初来で通貨最強に(除くルーブル)
*来週の政策金利は0.5%利上げの予想
*郷里送金は23か月連続増加
*1Q・GDP、3期ぶりプラス成長
*今週の製造業PMIなど3つの指標は改善
*政府は価格統制策を打ち出した
*日産が7億ドル投資
*電力国有化法案は否決
*リチウム国有化法案は可決
*IMFはメキシコの2022年の成長見通しを下方修正
*米USTR、メキシコの不透明な貿易慣行に懸念
*2月は2か月ぶり貿易黒字
*4Q経常収支は黒字となった

(通貨首位へ浮上)
 ペソは年初来で首位へ浮上した。年初来14.62%高。先週はメキシコの要因ではなく、円の弱さがペソ円を押し上げた。日銀の大規模金融緩和の維持がドル円を131円まで押上げ、ペソ円も引き上げられた。先週のペソは対ドルでは0.88%安と小安かった。今年は対ドルではほぼパラレルに動いて、若干ペソが強い。原油高、米国のメキシコ人労働者からの仕送りがペソを支えている。政策金利はややタカ派でFRBの利上げ基調より一歩早く引き上げられてきた。自動車生産も持ち直し、2月、3月の貿易黒字化に貢献した。

(1Q・GDP、3期ぶりプラス成長)
 IMFはメキシコの2022年の成長見通しを2.8%から2.0%に下方修正したが、その通り22年1QのGDPは予想を下回った。前期比では0.9%で予想の1.1%を、前年比では1.6%で予想の1.7%を下回った。
ただ21年3Qは前期比でマイナス0.4%、4Qはゼロ成長だったので漸くパンデミックによるシャットダウンからの初めてのプラス成長に回復してきた。

(政府のインフレ対策)
 メキシコ政府は、インフレ抑制計画を公表した。穀物の生産量を増やすため肥料を無料で供与する対象を広げ、基礎的な食品や原材料の輸入関税をなくすのが柱だ。通信大手アメリカ・モビルや製パン大手グルポ・ビンボといった民間企業も価格据え置きで協力する意向を明らかにした。
 政府は肥料の支給によって、国民の主食であるタコスに用いるトルティーヤの原料となるトウモロコシ、豆、米の生産量を200万トン引き上げる計画だ。関税引き下げによって、国内への食品流入を増やして価格の沈静化につなげることを狙う。
 アメリカ・モビルは携帯電話やインターネット料金を年内は据え置き、ビンボは食パンの価格を6カ月据え置く意向を示した。小売のウォルマート、ソリアナ、チェドラウイも政府に協力していく構えだ。

(郷里送金好調、23カ月連続増加)
 主に米国で働くメキシコ人労働者からメキシコへの3月の仕送り(郷里送金=第2次所得収支)額が前年同月比12.6%増の約46億8100万ドルとなった。前年同月を上回るのは23カ月連続だった。
 22年1Qでは前年同期比18%増の125億2100万ドル。

(今週の指標は揃って改善)
4月製造業PMIは49.3(前月49.2)
4月企業信頼感指数 52.8(同52.0)
4月消費者信頼感指数 44.3(同43.9)

(来週は)
 来週は4月消費者物価、3月鉱工業生産、政策金利の発表がある。政策金利は米国同様に0.5%の引き上げ予想で7.0%となる。

テクニカル分析

8週連続陽線達成。今週は9週目

日足、ボリバン2σ上限から小反落。4月28日-5月3日の上昇ラインがサポート。2σ上限は6.473。5日線、20日線上向き。5月5日は上ヒゲ長い。
 週足、8週連続陽線。今週もここまで陽線。3月28日週-4月25日週の上昇ラインがサポート。4月18日週-25日週の下降ラインを上抜いてボリバン2σ上限へ。
 月足、ボリバン3σ上限に達した。現在もボリバン2σと3σの間で推移するほど強い。。4月は雲の上に出る。21年11月-22年3月の上昇ラインがサポート。
 年足、2021年は陽転。20年-21年の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。



VAMOS MEXICO

日産自、メキシコで7億ドル超投資へ

日産自動車は5月4、メキシコでの事業拡大に向け今後3年間で7億ドル以上を投資すると発表した。投資資金はアグアスカリエンテス州の施設における設備強化や自動化などに当てられるという。


情報提供元:FX湘南投資グループ
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