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FX「年初来2位も小反落、IMF成長見通し2%、大統領は5%」メキシコペソ見通し

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総括

FX「年初来2位も小反落、IMF成長見通し2%、大統領は5%」メキシコペソ見通し

予想レンジ 6.1-6.6

 (ポイント)
*電力国有化法案は否決
*リチウム国有化法案は可決
*IMFはメキシコの2022年の成長見通しを下方修正
*米USTR、メキシコの不透明な貿易慣行に懸念
*2月鉱工業生産は伸び幅を縮小
*米メキシコ国境で不法移民9割増
*3月消費者物価は7.45%と高水準
*郷里送金は22か月連続増加でペソを支える
*2月は2か月ぶり貿易黒字
*4Q経常収支は黒字となった
*政府が2022年の経済成長率予想を3.4%に下方修正

(4月19日の年初来高値から小反落、その要因は)
4月19日に6.486円をつけ年初来高値を更新したがその後はジリ安。年初来2位は維持。
下げの要因としては、IMFの成長見通し下方修正、ペメックス債務問題(既にジャンク債格付け)、大統領の左派的政策に米国が懸念など。

(IMF成長見通し下方修正)
今週、IMFはメキシコの2022年の成長見通しを2.8%から2.0%に下方修正した。
2023年は2.5%でこれも前回の2.7%から下方修正した。
 
(電力国有化法案は否決) 
 メキシコ議会下院は、ロペスオブラドール大統領が提出した注目の電力国有化に関する憲法改正案を否決した。野党議員の反対で憲法改正に必要な3分の2以上の賛成を得られなかった。憲法改正案に対しては米国政府や企業が投資環境を損なうと繰り返し批判していた。民間事業者の許認可や電力売買契約を取り消し、国営電力公社CFEのシェアを54%まで高める案だった。民間企業は残りの46%を発電できるが、CFEに不利な契約を迫られかねないという懸念が高まっていた。大統領は「反対票を投じた議員は国民よりも外国企業の利益を優先し、メキシコを裏切った」と述べた。今後も波乱要因だ。

(リチウム国有化法案は可決)
 リチウム資源を国有化するための鉱業法の改正が成立した。ロペスオブラドール大統領が提出した改正案をメキシコ議会上院が賛成多数で可決した。今後は原則として民間企業の採掘を認めず、国営企業が独占する見通しだ。メキシコでリチウム採掘をめざしていた外国企業に逆風となる。
 すでにメキシコ政府が開発を委ねている一部の民間企業に対しても許認可を再検討する。脱炭素で電気自動車(EV)向け電池に使うリチウムの需要が高まるなか、重要な資源として権益を囲い込みたい考えだ。
 ロペスオブラドール大統領は、「リチウムは戦略的な鉱物だ。メキシコ人の資源を外国企業に搾取されるのを防ぐことができた」と述べた。メキシコ政府は保護主義的な政策を打ち出しており、進出する外国企業は警戒感を強めている。

(米USTR、メキシコの不透明な貿易慣行に懸念)
 米国通商代表部(USTR)の2022年版「外国貿易障壁報告書(NTE)」において、メキシコに関する記述に11ページを充てた。報告分野には、非関税障壁、貿易の技術的障壁(TBT)、衛生植物検疫(SPS)障壁、政府調達、知的財産権保護、サービス障壁、デジタル貿易障壁、投資障壁が挙げられた。

(今週は)
4月前半の消費者物価の発表がある。

テクニカル分析

ボリバン2σ上限から小反落 連続陰線

日足、ボリバン2σ上限から小反落。4月7日-8日の上昇ラインがサポート。4月19日-20日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線上向き。
 週足、6週連続陽線。今週もここまで陽線だが上ヒゲが長い。4月4日週-11日週の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限と3σ上限の間にいる。
 月足、ボリバン3σ上限に達し小反落。4月は雲の上に出る。21年11月-22年3月の上昇ラインがサポート。
 年足、2021年は陽転。20年-21年の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。



VAMOS MEXICO

米国人気!!米メキシコ国境、半年で106万人拘束 不法移民9割増

 米税関・国境取締局(CBP)は、メキシコと接する米南西部国境での拘束者数が2021年10月~22年3月に前年同期比で86%増の106万人だったと発表した。移民に寛容と見込まれたバイデン米政権への期待や新型コロナウイルスの感染者減少によって米国をめざす移民が増えた。
 CBPによると、3月の拘束者数は前年同月比28%増の22万1303人だった。米ABCテレビによると、3月は単月で22年ぶりの高水準だった。国別ではメキシコ出身者が全体の約4割を占めた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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