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FX「GDP意外と減速せず、人民元円は15日ぶり陰線」人民元見通し

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総括

FX「GDP意外と減速せず、人民元円は15日ぶり陰線」人民元見通し

(通貨6位(7位)、株価14位(14位))

予想レンジ 人民元/円 19.6-20.1

(ポイント)
*人民元15日ぶりに陰線
*1Q・GDPは前年比4.8%増加し、予想の4.4%を上回った
*3月小売売上、鉱工業生産は弱い
*3月失業率は悪化
*金融政策は慎重
*ソロモンでも米中緊張
*3月貿易収支は輸出が伸び、輸入伸びず黒字が拡大した
*長期的に弱い米ドルと連動することの巧さ
*米銀が2022年の成長見通しを下方修正
*中国株は弱い
*ウクライナ紛争に関し中露の結束が強い
*消費者物価は世界水準からは低い1.5%
*軍を海外派遣する根拠法を整備へ
*中国の外資導入は昨年再び過去最大
*米国は中国の半導体企業に制裁を加えたため半導体が不足している
*海外投資家による中国国債保有高が最高
*21年のGDPは前年比8.1%増で、予想の8.0%増を上回った。

(人民元15日ぶりに陰線)
15日ぶりに陰線となった。ドル円は14日ぶりの陰線。日本当局の執拗な円安牽制、ゴールドマンサックスやBOA証券などのインフレ低下予測もありドル安となった。ドルと連動しがちな人民元も下落した。

(1Q・GDPは予想を上回る)
 1Q・GDPは前年比4.8%増加し、予想の4.4%を上回った。1-2月の中国経済が予想外に好調だった一方、3月以降は新型コロナウイルス感染対策の広範な規制やウクライナ戦争が打撃となり、消費や不動産市場、輸出が落ち込みつつあり、今後数カ月で景気が大幅に減速するリスクを示唆している。
 上海など中国各地でコロナ対策の規制が長引く中、4月の経済指標は悪化する可能性が高いとみている。
 1Q・GDPは前四半期から伸びが加速したが、政府が掲げる今年の成長目標の5.5%には程遠いと指摘する向きもある。2Qついては、より大きな圧力にさらされると予想。景気減速の度合いは、政府がコロナ対策を柔軟に調整するかどうかとマクロ政策を通じて景気支援を拡大するかどうかに左右される。

(3月小売売上、鉱工業生産は弱い)
 3月の小売売上高は前年比3.5%減少と、1-2月の6.7%増から減少に転じ、予想の1.6%減よりも大幅な落ち込みとなった。国内のコロナ感染拡大と一部都市のロックダウンが響いた。
 3月の鉱工業生産は前年比5.0%増と、伸び率は1-2月の75%から鈍化した。

(3月雇用は)
 3月の失業率は5.8%と、20年5月以来の高水準となり、2月の5.5%から悪化した。

(金融政策は慎重)
先週末には人民銀行は経済支援へ預金準備率を0.25%引き下げた。ただ15日に期日を迎えた1年物中期貸出制度(MLF)融資をロールオーバーしたが金利は2.85%で据え置いた。

(政治経済外交の波乱ほど人民元は動かない)
人民元は年初来6位、米ドルは5位と常にドルに寄り添って動く管理変動相場だ。為替変動は少なく、海外からも批判されにくい。膨大な貿易黒字があるので、もう少し元高への海外からの不満があってもいいのだが、それを言わせないのが国力かもしれない。ただ中国の株価は中国の経済の状態を反映して動いているようだ。現在年初来12%安と弱い。

テクニカル分析(人民元/円)

15日ぶり陰線、週足上ヒゲ長い

日足、15日ぶり陰線。ボリバン2σ上限上抜きからバンド内へ下落。4月5日-20日の上昇ラインがサポート。5日、20日線上向きはるか雲の上。
 週足、6週連続陽線。今週もここまで陽線だが上ヒゲが長い。4月4日週-11日週の上昇ラインがサポート。はるか雲の上。
 月足、ボリバン2σ上限上抜いたまま。2月-3月の上昇ラインがサポート。雲の上。 
20円以上は上ヒゲに。
年足、21年は大陽線。20年-21年の上昇ラインがサポート。15年-21年の下降ラインを上抜いて22年スタート、ここまで陽線。



チーファンラマ

ソロモンでも米中緊張

 ホワイトハウスは、米国、日本、豪、NZが中国と南太平洋の島国ソロモン諸島による安全保障協定の締結を懸念しているとする声明を出した。
米国家安全保障会議(NSC)は「4カ国がソロモン諸島と中国による安保協定の締結とそれによって自由で開かれたインド太平洋にもたらされる重大なリスクへの懸念を共有している」と語った。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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