ECB理事会後のユーロ頭打ちか、APPの前倒し議論は盛り上がらず
市場の注目点をおさらい、事前にシミュレーションしてFXトレードの準備を行いましょう。
想定されそうなシナリオをイメージしてリスクを低減!
【ECB理事会】
【3月理事会】
・政策金利であるリファイナンス・オペ金利を0.00%で維持
・コロナ対策の「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)」を3月末で終了
・資産購入プログラム(APP)は、7-9月で終了方針
※購入スケジュール 4月:400億ユーロ、5月:300億ユーロ、6月:200億ユーロと段階的縮小
【3月会合後の周辺動向】
・4月1日の3月消費者物価指数(HICPコア指数、前年同月比)3.1%(2月2.7%)
・4月8日 ロシアからの石炭・その他の固形化石燃料の輸入、輸送の禁止(禁止措置は、移行期間を経て2022年8月から)
⇒今後のインフレ加速は必至の一方、成長鈍化懸念が燻る
⇒インフレ上昇と成長鈍化の間でAPPの議論が進展するのかどうかがポイントか
【4月理事会】
・政策変更はない見通し
◆前回からの課題
※7-9月期の購入規模は次回の経済予測に基づいて決定の方針
※ECBのインフレ目標2%への達成と矛盾する場合は購入規模や購入期間を再検討
⇒議論は深まったのか注目される
【注目点】
・APP:終了時期の前倒し議論が活発化→ユーロ強含む
・APP:3月理事会を踏襲して7-9月期終了を目指す→ユーロ強含む
⇒ただ、成長鈍化懸念は払しょくされないため、ユーロの上値の重たさは変わらないため、上昇してもユーロの上値は重いだろう。
【イベントへの反応】
※あくまでも、筆者が想定する値動きです。
【ユーロ/円 4時間足-上 日足-下】
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