2022年4月11日
【ドル/円】:上値余地を探る動き。上値抵抗にも注意。
ドル/円は日足が6手連続陽線引けとなり下値を切り上げています。3/31に付けた121.28で浅い調整を終えて再び強気の流れに戻していますが、個々の足が強いものではないので、124.60-70、125.10-20の抵抗にぶつかる可能性にも注意が必要です。また、123.50を割り込んだ場合は下値余地がやや拡がり易くなります。短期トレンドは122.50割れで終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。さらに121.10-20の抵抗を下抜けて終えた場合は“ドル弱気”に変化して下落余地がさらに拡がり易くなります。逆に125円台に乗せて越週するか、日足が125.40-50の抵抗を上抜けて終えた場合は一段のドル上昇に繋がり易くなります。 ドル買いは124.00-10の押し目を拾って123.40に損切りを置くか、123.00-10の押し目待ちとします。この場合の損切りは122.40で撤退です。売りは1日様子見です。 日足の上値抵抗は124.60-70,125.10-20,125.40-50に、下値抵抗は124.00±10銭、123.50-60,123.00-10にあります。
【ユーロ/円】:上値余地を探る動き。
ユーロ/円は陽線引けとなり上値余地を探る動きに繋げています。上値を切り下げる流れに変化が認められないので戻り売り方針継続としますが、下値も、134.30~134.50ゾーンの抵抗に再三跳ね返されており、これを割り込んで来ないと下値余地も拡がり難い状態です。買いは134.30-40の押し目待ちとします。損切りは133.80で撤退です。売りは135.80-90で戻り売り。損切りは136.60で撤退です。136.50超えで終えた場合は調整下げが終了した可能性が高くなります。逆に133円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、132円割れで終えた場合は短期トレンドが“弱気”に変化します。
【ユーロ/ドル】:戻り売り方針継続。
ユーロ/ドルは小反発。3/7に付けた1.0806との短期的な二番底となる可能性がありますが、直近の陽線が上昇余力の強いものではなく、上値も切り下げており、短期トレンドは弱いままです。早朝のシドニー市場ではフランスの大統領選を巡って買い戻される場面がありましたが、トレンドが弱いので戻り売り方針継続です。買いは様子見か1.0770に損切りを置くなら1.0810-20で軽く試し買い程度に。売りは1.0920-30で戻り売り。損切りは1.0980で一旦撤退です。上値抵抗は1.0920-30,1.0960-70に、下値抵抗は1.0850-60,1.0800-10にあります。1.08を割り込んで終えるか、1.0750割れを見た場合は新たな下落リスクが点灯します。
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