2022年4月4日
【ドル/円】:上値余地を探る動き。反落の可能性に注意。
ドル/円は直近の日足が寄付き安値の陽線引けとなり続落を食い止めています。下値を急角度で切り上げて来た流れから下抜けた位置で推移しており、調整下げが一巡したとは認められませんが、前週の値動きの中で、121円台前半の強い下値抵抗に跳ね返されており、これを割り込んで来ないと下値余地も拡がり難い状態です。 123.50-60の抵抗を上抜けて終えれば下値リスクが後退、124.00超えで終えれば強気の流れに戻して一段のドル上昇に繋がり易くなります。逆に、121.10-20,120.60-70の抵抗を全て下抜けて終えた場合は、調整下げに留まらない可能性が生じます。 ドル買いは121.10-20の押し目待ちとします。損切りは120.40で撤退です。ドル売りは123.00-10で戻り売り。損切りは123.60で撤退です。 日足の上値抵抗は123.10-20,123.50-60,124.00-10に、下値抵抗は122.00-10,121.10-20,120.60-70にあります。
【ユーロ/円】:上値余地が限られる可能性。
ユーロ/円は前日の大陰線の値幅内に実体の小さい陽線が入り込んだ形となり、続落を食い止めています。中期トレンドが強いので上下動を繰り返す可能性がありますが、3/7に付けた124.40を基点として下値を急角度で切り上げて来たサポートラインからは外れており、調整下げ局面に入った状態です。調整下げが一巡したと認められないので、買いは様子見です。売りは若干上値余地が拡がる可能性が生じているので1日様子を見るか、135.90-00で軽く売って136.60で一旦撤退です。上値抵抗は135.90-00,136.30-40,136.50-60,136.90-00に、下値抵抗は134.90-00,134.20-30,134.00-10,133.10-20にあります。137.00超えで終えた場合は調整下げが一巡した可能性が点灯、137.50超えで終えれば強気の流れに変化して一段の上昇に繋がり易くなります。逆に133円を割り込んで終えた場合は一段の下落リスクに要注意。
【ユーロ/ドル】:下げ渋り。
ユーロ/ドルは小幅続落となりました。下げ余力の強いものではないので下げ渋る可能性が高く、1.1000近辺の抵抗を下抜けるほどの下げにも繋がり難いと見られます。買いは1.1000-10で押し目買い。損切りは1.0940で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は1.1070-80,1.1100-10,1.1140-50に、下値抵抗は1.0990-00,1.0950-60,1.0900-10にあります。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。