読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX「最強通貨維持も小反落、週足は長い上ヒゲ」南アランド見通し

f:id:okinawa-support:20190828090357p:plain

 

総括

FX「最強通貨維持も小反落、週足は長い上ヒゲ」南アランド見通し

通貨首位、株価4位
予想レンジ 南アランド円 8.1-8.6

(ポイント)
*最強通貨維持も高値8.619から小反落
*ムーディーズが、南アの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に変更
*中国・南ア首脳会議が行われた
*2月も貿易黒字維持
*アブサ3月製造業PMIは改善
*失業率は35%と高い
*内閣不信任案は否決
*今週はS&Pの3月PMIや2月企業信頼感指数の発表がある
*平均月収は約20万円
*政策金利は3対2で0.25%利上げ(反対派は0.5%利上げ)
*ランドが強い遠因は中国、近因はウクライナ危機
*インフレは3-6%のインフレ目標に収まっている
*コロナの規制は緩和される
*資源高がランドを支える

(最強通貨維持も小反落)
先週は高値8.619から小反落した。週足では上ヒゲが長い。円の大幅上昇もやや一服したからだろう。

(ムーディーズ見通し引き上げ)
週末にはムーディーズが、南アの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に変更した。財政見通しが改善し、中期的に政府の債務負担が安定化する可能性が高まったとした。ムーディーズは「政府の財政再建と良好な対外展開で、南アの財政状態はパンデミックから著しく回復した」と指摘。その結果、「債務の対国内総生産(GDP)比率は中期的に80%前後で安定する公算が大きい」とした。格付けは「Ba2」で据え置いた。南アの金融部門は健全で、リスクは限定されるとした。投資格付け回復まではあと2段階の格上げが必要だ。

(経済指標はまずまず、懸念は高い失業率)
 経済指標もまずまずだ。2月貿易収支は106億ランドと黒字を維持。中国からの需要と、ウクライナ紛争での資源価格上昇が寄与した。アブサ3月製造業PMIも60と前月の58.6から改善した。なかなか改善できない悪材料は失業率で21年4Qは35.3%で前期の34.9%から悪化した。今後、新型コロナウイルス感染対策の各種規制の緩和で回復できるかどうか。

(内閣不信任案は否決)
野党DAから提出された内閣不信任案は否決された。賛成131,反対231、棄権1であった。

(今週の指標)
今週はS&Pの3月PMIや2月企業信頼感指数の発表がある。

(中国・南ア首脳会議)
  習主席は「中国は今年のBRICS(ブリックス:ブラジル、ロシア、インド、中国、南アの新興5カ国)首脳会議の議長国として、南アと共にBRICSの協力メカニズムの発展の勢いを維持し、より全面的、緊密、実務的、寛容な質の高いパートナーシップを構築していきたい。中国は各方面と真の多国間主義を堅持し、国際社会の公平さと正義を守り、新興市場国と発展途上国の正当な権益と共通の利益を守り、世界経済の安定した回復を推進するために積極的に貢献し、人類運命共同体の構築を推進していきたい」と強調した。
 両国の指導者はさらに、ウクライナ情勢についても意見を交換した。双方は、ウクライナ問題についての中国と南アフリカの立場は非常に近いとの認識で一致し、主権国家は独自に自らの立場を決定する権利があり、ロシア・ウクライナ双方が和平交渉の勢いを維持し、対話と交渉を通じて紛争を解決することを支持するとの考えで一致した。両国の指導者は同件について意思疎通と協調を強化する意向を示した。

テクニカル分析(ランド/円)

ボリバン2σ上限から反落

日足、ボリバン2σ上限から反落。5日線下向き、20日線上向き。3月31日-4月1日の上昇ラインがサポート。3月31日-4月1日の下降ラインが上値抵抗。
週足、ボリバン3σ上限に達す。3月21日週-28日週の上昇ラインがサポート。
月足、雲の上に上昇、一気にボリバン2σ上限越える。21年10月-22年2月の下降ラインを上抜く。1月-3月の上昇ラインがサポート。
年足、21年はかろうじて陽線。22年も陽線スタート。18年-21年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。

f:id:okinawa-support:20220404091753j:plain

 

喜望峰

南アの平均月収は

 2021年4Qの給与調査が公表された。非農業部門の従業員の平均月収が前四半期比で0.3%増加した。
 平均的な労働者には、月額R23,982(2021年3QのR23,908からわずかに増加)が支払われ、2020年の同時期のR23,084から増加。これは、年間では約R287,784となる。


情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。