FX「年初来2位へ浮上、豪ドルを抜く。株価もプラス圏。貿易黒字を回復」メキシコペソ見通し

f:id:okinawa-support:20190828090023p:plain

 

総括

FX「年初来2位へ浮上、豪ドルを抜く。株価もプラス圏。貿易黒字を回復」メキシコペソ見通し

予想レンジ 5.9-6.4

(ポイント)
*ペソ円は6.247をつけ年初来高値更新、2017年9月以来の高値
*2月は2か月ぶり貿易黒字
*インフレ低下には時間がかかる(中銀)
*失業率は3.7% 本日は企業信頼感指数
*株価指数は年初来6.13%高
*メキシコの石油産業国有化政策には米国からの不満がある
*政策金利はインフレ懸念で0.5%利上げ(事前に大統領が公表)
*1月鉱工業生産、小売売上はまずまず
*3月前半消費者物価は7.29%と高い
*二人の中銀副総裁の景気見通し弱気の発言があった
*メキシコはロシアに経済制裁を課さず(貿易関係はあまりない)
*4Q経常収支は黒字となった
*2021年の郷里送金、516億ドルと過去最高額
*成長見通し、大統領5%、IMF2.8%、OECD2.3%、BOA1.5%といろいろ
*21年4Qでリセッションへ

(17日ぶりに小幅だが陰線)
 3月28日には17日ぶりに小幅だが陰線となった。これだけ長く上昇が続いたものだ。3月28日にはボリバン2σ上限を大きく上抜いて行き過ぎ感が出て反落。6.247を付け年初来高値は更新した。2017年9月以来への高値となった。年初来では9.09%高。ロシアのウクライナ侵攻以来では7.75%高。

(2月は2か月ぶり貿易黒字)
 2月は12.93億ドルの黒字となった。1月は62.86億ドルの赤字であった。前年の2月は26.88億ドルの黒字であった。輸出は前年比27.8%増加して462.46億ドル、輸入は34.2%増加して449.53億ドルとなった。原油輸出が53.5%増加、原油関連輸入も47.6%増加した。

(インフレ率、低下には時間か必要か)
 エスキベル・メキシコ中銀理事はインフレ率がまだかなり高く、低下するまでに時間がかかるとの見解を示した。インフレ率は今年2Qにピークを迎えるが、 目標の3%に近づくのは2024年1Qになると予想した。金利は23年に現在の水準よりも「やや高くなる」可能性を示唆した。
メキシコ中銀は政策金利をゼロ付近へ引き下げていなかった上に、他の中銀よりも早く利上げを開始したため、政策スタンスの調整に余裕があるかもしれないと述べた。

(失業率は3.7%)
 2月失業率は3.7%、2月も3.7%であった。前年2月は4.4%であったので大幅改善傾向にある。本日は3月企業信頼感指数の発表がある。予想は52。2月は52.6だった。

(皆を尊敬するのがメキシコ)
 ロペスオブラドール大統領は、友人が不足しがちな2人の国家元首、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と中国の指導者習近平を尊重すると宣言した。
 両国の大統領は、主要なライバルのリーダーであるバイデン米国大統領と対等な立場で扱われるべきだと述べた。「私は誰も分類しません。誰かや外国政府を侮辱することはメキシコの方針ではありません。中国の大統領、ロシアの大統領、米国のバイデン大統領を尊敬している」と述べた。
 ロペスオブラドールは、政治的中立がメキシコの独立に不可欠であると主張した。「メキシコはすべての人々とすべての政府を尊重しています。それはロシアや中国やアメリカの植民地ではありません。それは自由で独立した主権国家であり、大きな誇りを持っています」と彼は言いました。

(メキシコのエネルギー政策に懸念)
キャサリン・タイ米国通商代表は、メキシコのエネルギー政策について懸念を表明した。タイ氏は、「メキシコ政府がエネルギー部門に対する国家の統制を強化し、競争を制限するために取った一連の継続的な行動」について否定的に反応した。

テクニカル分析

17日ぶり小幅陰線

日足、3月30日で17日ぶり小幅陰線となった。年初来高値の6.247から小反落している。ボリバン2σ上限からも小反落。雲のはるか上。3月9日-31日の上昇ラインがサポート。6.08はダブルボトム。3月28日-31日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線上向き。
週足、ボリバン3σ上限に達して反落。今週は上ヒゲが長くなった。3月14日週-21日週の上昇ラインがサポート。
月足、ボリバン3σ上限に達し小反落。上ヒゲが出る。雲の上には出ず。21年11月-22年3月の上昇ラインがサポート。
年足、2021年は陽転。20年-21年の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。

f:id:okinawa-support:20220401090321j:plain

 

VAMOS MEXICO

珍事?大統領が中銀よりも先に政策金利の引き上げを発表した

 大蔵公債相を通じて、政策金利の引き上げについて知らされていたロペスオブラドール大統領は3月24日、早朝記者会見でインフレ率の高進について言及した際に、同日午後に中銀が正式発表する予定だった政策金利引き上げを事前に公表してしまった。

 正式発表前だったことに後で気づいた大統領は、夕刻の記者会見で中銀総裁や政策金融決定会合の理事に対し、「前日夜に引き上げについて知ったため、既に公開された情報だと誤解していた」と謝罪した。民間の非営利研究機関のメキシコ競争力研究所は大統領の発表に対し「中央銀行の独立性を脆弱にするもので、信頼に傷をつける行為」と批判したが、ロドリゲス中銀総裁は中銀の独立性について「疑念の余地はない」とコメントした。

情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。
top