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FX「非居住者にもリラ特別預金を適用する苦しさ」トルコリラ見通し

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総括

FX「非居住者にもリラ特別預金を適用する苦しさ」トルコリラ見通し

通貨最下位、株価首位
予想レンジ トルコリラ/円 7.8-8.8

(ポイント)
*非居住者にも特別リラ預金制度適用
*トルコはウクライナ紛争の仲介をトルコで行う
*大幅円安の影響で上昇リラはやや戻したが依然12通貨中最下位
*トルコはロシアに経済制裁を課していない
*2月の消費者物価は54.44% 来年の目標は一桁
*2月旅行者数(インバウンド)は前年比186.5%増
*今週は経済信頼感、貿易収支、外貨準備、製造業PMIと重要指標が多い
*株価はインフレ懸念が強いため上昇し世界最強
*政策金利は14%で据え置かれた
*エルドアン政権が与党に有利な選挙制度改革を計画している
*貿易・経常赤字が拡大する
*21年GDPは11%成長、ただ22年は3.5%成長に減速か
*フィッチが格下げ
*主要食品の付加価値税を1%に引き下げ
*トルコ実業界はリラの対ドルレートを9から14の間で推移することを望む

(大幅円安の影響で上昇)
大幅円安の影響で上昇しているが、他の通貨と比べると伸びは鈍い。年初来で唯一円より弱い通貨だ。年初来では対円で4.35%下落、対ドルで12.58%下落し今年も世界の最弱通貨だ。

(トルコ経済とロシア・ウクライナ)
トルコはロシアに経済制裁を課していない。ロシアから原油や小麦を輸入しているのでそれを止めるとトルコの経済が大混乱に陥ってしまう。2月の消費者物価は54.44%、生産者物価は105.01%であった。3月の消費者物価は60%を超えるとも見られている。政府の目標は2023年の選挙前に一桁のインフレにすることだがかけ離れてきた。それ故にトルコはウクライナ紛争を解決するために外交に奔走しているが結果は出ていない。
 トルコ2月旅行者数(インバウンド)は154万1393人で前年比186.5%増となった。1月は128万1666人で151.4%増。トルコの観光収入は経常収支を支える上で重要な要素。主にロシア、ウクライナ、独などからの観光客が多い。トルコの経常収支が黒字になる時は観光が盛り上がる時だが、戦争で観光どころではなくなるだろう。

(非居住者にも特別リラ預金制度適用)
 リラ安抑制のために昨年12月に導入した為替差損保護付きリラ預金は一定に効果を出しているがそれを非居住者にも広げようとしている。リラ安抑制で利用している外貨準備が減少している危機感もあるからだ。同じように通貨安で苦しんだギリシャなど南欧の国がユーロ導入で通貨安の苦境を逃れたのとは対照的だ。ロシアともども争いは経済的利益を生まないか。

(停戦交渉はイスタンブールで)
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり、双方の対面での停戦交渉が、トルコのイスタンブールで29日に行われる見通しだ。
 ロシア大統領府のペスコフ報道官は28日、「代表団がきょうトルコに向かっている。29日に交渉が開かれるだろう」と述べたほか、トルコ外務省の報道官も、29日にトルコのイスタンブールで行われるという見通しを示した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、「ウクライナの安全保障と中立化、非核の立場に向かう準備ができており、最も重要なポイントだ。ウクライナとロシア双方にとっての安全保障の問題であるため、議論されている」と述べた。

(今週は)
 3月経済信頼感指数 2月貿易収支 3月25日付け外貨準備 3月製造業PMIと重要指標が多い

テクニカル分析(トルコリラ/円)

一時ボリバン2σ上限上抜く

 日足、一時ボリバン2σ上限上抜く。3月24日-28日の上昇ラインがサポート。2月11日-3月28日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線上向き。
週足、2週連続陽線。今週も陽線スタート。3月14日週-21日週の上昇ラインがサポート。2月28日週-3月21日週の下降ラインを上抜く。ボリバン中位。
 月足、12月-2月の上昇ラインを下抜く。ボリバン2σ下限。11月-12月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、7年連続陰線だが22年1月は陽線となった。2月はまた陰転。18年-20年の下降ラインが上値抵抗。

 

メルハバ

トルコの野望

①現在55%のインフレを来年の選挙前に一桁にする

 まずはインフレ指標を管理する統計局長を解雇

②大統領支持率低下だが来年の選挙に勝つ

 選挙制度を与党に有利なように変更

③ウクライナ・ロシアの仲介を行う

 これは成功して欲しい


情報提供元:FX湘南投資グループ
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