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FX「最強通貨堅持、今週は利上げか。不安は国内要因」南アランド見通し

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総括

FX「最強通貨堅持、今週は利上げか。不安は国内要因」南アランド見通し

通貨首位、株価4位
予想レンジ 南アランド円 7.7-8.2

(ポイント)
*今週は利上げか
*今週は失業率、企業信頼感指数、景気先行指数、消費者物価も発表される
*年初来最強通貨
*資源高がランドを支える
*南ア株価指数も世界で数少ないプラス市場だ
*為替、株価は快調だが格付けはまだジャンク格付け
*ウクライナ問題ではNATOを批判、ロシアへの経済制裁にも否定的
*2021年4Q・GDPは前期比1.2%増で、3Qの1.7%減からプラスに転じた
*3月30日に大統領と内閣不信任投票がある予定
*貿易・経常黒字が続く
*不安材料は低成長と与党ANCの支持率低下
*インフレは目標圏内に収まっている
*来年は1%のVAT引き上げが予想されている
*財政は改善している
*IMF成長見通し下方修正
*中国景気指標に左右される南ア経済である

(続伸)
 続伸、対円で年初来10.25%高、対ドルで6.1%高。年初来最強通貨を維持し他通貨を引き離している。コロナ感染禍によるサプライチェーン問題に加え、ウクライナ危機で資源価格が急騰し南アランドを押し上げている。

(今週は政策金利決定、0.25%利上げか)
 今週は政策金利の発表がある。政策金利は0.25%引き上げて4.25%となる予想だ。インフレ鈍化を目指し2か月連続で利上げするとみられている。インフレ率についての予想は、ロシアによるウクライナ侵攻前から引き上げられた。今年のインフレ率の予想平均は5.5%で、中銀の目標3-6%の上限に近づいた。2月調査での予想は5.0%だった。来年と2024年のインフレ率はいずれも4.4%の予想。
コロナ禍の影響で世界が直面していた供給制約が、ここにきてさらに悪化する見通しになっている、向こう何週間かでウクライナ危機の緊張が緩和したとしてもその見通しは変わらないだろう。

(南アの不安は)
 不安があるとすれば低い成長率で今年の成長率については1.9%、来年と2024年はそれぞれ1.8%と予想されている。また今週発表される4Qの失業率も35%予想であり、与党ANCの支持率の低下もあり政府不信への火種は残る。今週は他に先行指数、企業信頼感、消費者物価も発表される。

(南ア大統領、NATOを非難) 
ラマポーザ大統領は、ウクライナにおける戦争について北大西洋条約機構(NATO)を非難し、ロシア非難の呼び掛けに抵抗すると表明した。
ラマポーザ大統領は「NATOが、東方への拡大が地域の不安定化を招くという内部の指導部や当局者からの長年にわたる警告に注意を払っていれば、戦争は回避できたはずだ」と言明した。同時に、南アは「力の行使や国際法違反を容認できない」とも強調した。
 ラマポーザ大統領はさらに、ロシアのプーチン大統領から個人的にウクライナの停戦交渉が進展していると伝えられたと明らかにした。また、ウクライナのゼレンスキー大統領とはまだ会談していないものの、協議したいという考えを示した。
「ロシアに対し非常に敵対的なスタンスを取るべきと主張する向きもあるが、われわれが目指すアプローチは対話だ」と強調した。

テクニカル分析(ランド/円)

「ボリバン2σ上限で推移。最強通貨」

日足、ボリバン2σ上限で推移。5日線上向き、20日線を上抜く。3月16日-18日の上昇ラインがサポート。
週足、雲中から一気にボリバン2σ上限越え。3月7日週-14日週の上昇ラインがサポート。21年6月7日週-3月14日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、雲の上に上昇。21年10月-22年2月の下降ラインを上抜く。12月-1月の上昇ラインがサポート。
年足、21年はかろうじて陽線。22年も陽線スタート。18年-21年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。

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喜望峰

「南アの現在の格付け」

通貨は年初来最強、株価指数も世界で数少ないプラス圏にある南ア。
財政状況も改善している南アだが現在はまだジャンク債格付けだ。
・フィッチ BB- 見通し 安定的
・ムーディーズ Ba2 見通し ネガティブ
・S&P BB- 見通し 安定的

情報提供元:FX湘南投資グループ
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