先週まで売りが目立つ展開も、今週に入ってやや調整
スウェーデンクローナは先週まで売りがかなり優勢に。スウェーデン中銀(リクスバンク)の低金利姿勢から昨年後半から対ドルでの売りが優勢となっていたが、今回のロシアによるウクライナ侵攻を受けて流れが一気に加速。2月前半の9.00台から2月末には9.60台まで。その後9.45前後まで調整も今月に入ってドル高クローナ安が加速し、10.00を超える場面まで見られた。
スウェーデンは2017年にロシアによる脅威が強まったとして徴兵制を再開するなど、対ロシアでの警戒感が強い。今回の事態でも、紛争当事国への武器供与を行わないというこれまでの国是に反して、ウクライナへの武器供与を行うなど、コミットを強めており、市場の警戒を誘っていた。
今週に入って週明けの10.07を高値に一転して調整ムード。昨日の海外市場では一時9.85前後まで値を落としている。これまでのクローナ売りの動きが、2月前半からで見て10%を超えるなど、かなり大きいだけにある程度の調整が入りやすい地合いか。
クローナ円も週明けの11.43銭台を安値に、一時11円73銭台まで。
SEKJPY 11.659
(配信:みんかぶFX 2022/03/09(水) 09:26 )
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