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FX「フィッチがトルコ経済モデルに「喝」。トルコ政府は「勝つ」と信じている。今週は政策金利発表」トルコリラ見通し

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総括

FX「フィッチがトルコ経済モデルに「喝」。トルコ政府は「勝つ」と信じている。今週は政策金利発表」トルコリラ見通し

(通貨11位(7位)、株価首位(3位))   

予想レンジ トルコリラ/円 8.0-9.0

(ポイント)
*フィッチが格下げ
*トルコの経済モデルは為替相場の安定ということでは進んでいる
*主要食品の付加価値税を1%に引き下げ
*政府、年末にインフレ率24%まで下がると楽観視
*リラ特別預金は拡大
*1月消費者物価は48%へ上昇
*ただ政府は5月がピークでその後低下を予想
*1月の貿易赤字は拡大
*11月経常収支は4か月ぶりに赤字となった
*観光収支は改善し、経常赤字を縮小させている
*大統領はウクライナ緊張緩和のために奔走していたがコロナに感染
*UAEとのスワップ協定締結
*トルコは依然EU加盟の意志あり
*JPモルガンは5月にインフレが55%まで上昇するとしている
*野党は早期解散を要求
*トルコ実業界はリラの対ドルレートを9から14の間で推移することを望む
*2021年成長見通しは9%

(トルコ経済モデル進行中 政策金利は据え置きか)
次から次へと経済対策、為替対策を打ち出している。今年の株価は世界最強、為替は上昇しないが落ち着いている。かなり無理な政策もある。要は経常収支が黒字といえないまでも改善できるかどうか。そこはまだ結果が出ていないので不安だ。
対岸ではウクライナ危機がある。今週は政策金利の決定がある。様子見で14%で据え置きか。

(フィッチが格下げ)
フィッチはトルコの経済対策を評価せず、「BB-」から「B+」への格下げを行った。S&Pと並んだ。ムーディーズよりまだ1段階高い。フィッチは「トルコの拡大するポリシーミックス(大幅にマイナスの実質金利を含む)は、インフレを高水準で定着させ、為替レートの下落とインフレへの財政のエクスポージャーを増加させ、最終的に国内の信頼を圧迫し、外貨準備金への圧力を再燃させる可能性がある」とした。トルコの債務について否定的な見通しを示しており、さらなる格下げをしている。

(これがトルコの経済モデルだ)
 トルコ政府の打ち出した政策は以下の通り。為替を安定させ、金利を低下させて生産・輸出を拡大させるのが狙い。

*預金保護口座の創設
*保有している金をリラ預金へ変換
*輸出代金の最低25%をリラ預金へ
*中小企業への融資保証
*食料品の付加価値税を8%から1%に引き下げ
*為替介入、スワップ協定の増強
*海外投資家へトルコへの投資を求める

(主要食品の付加価値税を1%に引き下げ)
エルドアン大統領は、高インフレに対処するため、主要食品の付加価値税(VAT)を8%から1%に引き下げると発表した。
「VAT制度簡素化の一環として、基本食品の税率を8%から1%に引き下げる。すでに小麦粉とパンに適用している」と述べた。
トルコの1月消費者物価は前年比48.7%上昇した。食品とノンアルコール飲料のインフレ率は55%に達した。

(政府、年末にインフレ率24%まで下がると楽観視)
 ネバティ財務相は、インフレ率が2022年末までに24%程度まで低下し、23年5月までに1桁台になると予想した。ネバティ氏は、昨年12月の危機的状況から著しく安定した通貨リラを支えるための市場への介入を政府はもはやしていないと述べた。また、米FRBが利上げしてもトルコの経済には影響しないと訴えた。
ネバティ氏は「現在の唯一の問題はインフレだ」と語った。今週ロンドンで行われた投資家との会合に関し、政府が競争力ある安定した為替レートを実現したことも一因となって「素晴らしかった」と語った。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

続、固定相場、管理相場のようだ。ボリバンも狭い

 日足、依然 固定相場のような動きが続く。ボリバンも狭い。管理相場みたいなのでトレンドが出ない。細かく言えば2月8日-10日の上昇ラインを上抜く。2月8日-14日の上昇ラインがサポート。1月31日-2月11日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。雲の下。
週足、依然横ばい。12月27日週-1月31日週の下降ラインを上抜く。1月17日週-2月7日週の上昇ラインがサポート。底堅いがまだボリバン下位。
 月足、小動きの中、12月に続き1月も陽線。ただまだボリバン2σ下限。11月-12月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、7年連続陰線だが22年1月は陽線となった。2月はまた陰転。18年-20年の下降ラインが上値抵抗。

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メルハバ

大統領がコロナ感染し、ウクライナ問題への仲介が休止

エルドアン大統領はウクライナのゼレンスキー大統領との会談を終え、プーチン露大統領をアンカラに招待し、ウクライナ問題の解決へ仲介の労をとろうとしていたが、コロナに感染し、トルコ・露首脳会談は休止された。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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